■岩美海岸(浦富地区 98,000千円、陸上地区 88,000千円)
山陰海岸ジオパークとして指定、平成22年.10月には世界ジオパークネットワークに加盟認定され、地形的にも貴重となる岩美海岸(浦富地区、陸上地区)について、侵食区間を早期復旧するため、人工リーフ並びに養浜工の促進を図る。また、近年海岸背後地の施設や家屋に被害を及ぼす危険性のある大規模な浜崖が発生していることから、人々の安全・安心を確保するため、浜崖対策工を実施する。浦富地区については、海岸法40条第2項に基づく大臣間の協議等を踏まえて、水管理・国土保全局事業として、隣接する港湾局の海岸保全区域も含めた一体的整備を実施する。
■湯山海岸( 12,000千円)
環境省から「快水浴場百選」に選定された砂丘海水浴場を含む区域であり、侵食区間の早期復旧するため、人工リーフの促進を図っていく。なお、人工リーフの設置においては汀線・深浅測量などのモニタリングにより効果的な実施計画を検証することとしている。
■名和海岸( 50,000千円)
S39年〜S61年にかけて築造され相当な年数を経過していることから、波浪等の影響による施設の損傷、機能低下が進行している状況である。また、背後地には宿泊施設、宅地もあり、観光者が陥没箇所に誤って落下する恐れや、根固工の沈下により背後地の宅地に波浪による被害の恐れがあり老朽化対策を行う必要がある。