(1)鳥取港では平成29年台風18号(9月)、21号(10月)、平成30年7月豪雨、令和元年台風19号(10月)、令和2年豪雨(4月)と、4年連続で千代航路が埋没し、利用者は入港日の調整、他港で荷を降ろして喫水調整するなど多大な負担と迷惑を強いることとなった。台風や豪雨で千代航路が埋没し安定した企業活動が行われていないことに対して、平成30年度から鳥取港長期構想検討委員会を立ち上げ、令和2年3月に長期構想を策定。令和2年度中の港湾計画改訂を見据え、抜本的対策に着手する。
(2)鳥取港第2防波堤は以前より時折り越波が確認されていたが、H29年台風18号、21号及びH30年7月豪雨により、不測の波が発生し第2防波堤を越波し港内静穏度が著しく悪化し係留船舶に影響があった。また、越波により流木も大量に流入し、船舶が接岸出来ず、荷役に支障を来す事態も発生している。このため、上部工の嵩上げによる越波対策が早期に必要となっている。
(3)鳥取港周辺には、年間70万人の来場者を誇る「かろいち」等から構成される「みなとオアシス賀露」、鳥取港とのツインポート化を進める鳥取砂丘コナン空港、鳥取砂丘等が立地している等、鳥取県東部のにぎわい拠点としての役割も担っている。官学産連携して賑わい創出のため、「鳥取港賑いづくり検討会」を立ち上げ、令和2年6月に「鳥取港賑わいづくり基本計画」を策定し、8月に「鳥取港賑わいづくり実施計画」を概成し、賑わいづくりの一環として、緑地整備を位置付けている。
(1)第2防波堤延伸
・事業期間 : R3〜R10
・全体事業費 : C=3,000百万円(R3:30,000千円、R4以降:2,970,000千円)
・事業内容 : 第2防波堤延伸 L=200m
(2)第2防波堤嵩上げ
・事業期間 : R1〜R4
・全体事業費 : C=300百万円(R1:21,000千円、R2:90,000千円、R3:99,000千円、R4:90,000千円)
・事業内容 : 第2防波堤嵩上げ L=470m
(3)西浜緑地整備(令和2年度は防災・安全交付金で査定 >>> )
・事業期間 : R2〜R5
・全体事業費 : C=80百万円→203百万円(R2:3,000千円、R3:40,000千円、R4:2,970,000千円)
・事業内容 : 西浜緑地整備 A=27,500m2