1 事業の目的・概要
県民の「木を使って森を育てる」という意識を育てるため、木の良さや利用の意義を学ぶ「木育」に取組むとともに、新型コロナウイルス対策となる新しい生活様式に対応する県産材の需要拡大に取組み、関係者一丸となって「木づかいの国とっとり」を推進する。
2 調整要求内容
(1)木育推進モデル支援事業【木育拠点整備・拡充】(実施主体:市町村、補助率:15%)【補助】
県産材を利用した木育拠点等の整備を支援し、木育の推進と県産材の新たな需要の掘り起こしを図る。
(単位:千円)
 | 区分 | 補助対象経費 | 実施主体 | 補助率等 | 要求額 | | 前年度からの変更点 |
 | 木育拠点整備 | 非住宅における県産材を利用した木育拠点整備に係る経費 | 森林環境譲与税で本事業を実施する市町村 | ・県産材を利用した木育のための内装木質工事、什器、木製玩具・遊具製作等の経費の15%
・上限事業費200万円 | 900 | 0 | 拡充 |
合計 | 900 | 0 |  |
※財源は森林環境譲与税
(2)とっとり木育事業【県実施】
(単位:千円)
 | 区分 | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
ア | 木づかいの国とっとり・木育イベント | 首都圏等での県産材製品PRイベントへの出展、県内での木育イベントの開催を民間団体に委託 | 900 | 1,800 |  |
イ | 木製ベンチ等の貸出業務 | 木育広場の点検や修繕等の管理業務を民間団体に委託 | 440 | 440 |  |
3 調整要求理由
(1)木育推進モデル支援事業(木育拠点整備)【補助・拡充】
・市町村が森林環境譲与税を活用して既存施設等を内装木質化し、木製玩具・遊具等を整備して木育を推進する取組に対して、県が補助率15%で支援する(木育推進モデル支援事業を拡充)。
(2)木づかいの国とっとり・木育イベント【県実施】
ア 首都圏等大消費地での県産材のPRの必要性
・本県は「智頭スギ」、「大山アカマツ」等、全国的に誇れる林業ブランドがあることから本県は木材の産地であることを首都圏等大消費地でPRし、県産材の知名度向上を図る。
イ 県内での木育イベントの必要性
・米子しんまち天満屋「モクモクガーデン」(米子市)、鳥取大丸託児室(鳥取市)等、集客が期待でき、床等に効果的に県産材を使った県産材PR効果の高い施設で、未就学児及びその保護者、保育者等を対象に県産材玩具での遊びや木育セミナー等による木材の魅力を伝えるイベントを行い、県産材の良さを体験していただく機会とする。
(3)木製ベンチ等の貸出業務【県実施】
・木製ベンチ等の貸出業務は、木製ベンチ等の保管施設の管理者の業務に含まれていないため、別途業務委託が必要。
・業務委託は貸出回数に応じて精算する方式とする。