現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和3年度予算 の 農林水産部の鳥取県和牛遺伝資源管理システム整備事業
令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

鳥取県和牛遺伝資源管理システム整備事業

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農林水産部 畜産課 肉用牛振興・遺伝資源管理担当 

電話番号:0857-26-7289  E-mail:chikusan@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R3年度当初予算要求額 34,028千円 3,961千円 37,989千円 0.5人 0.0人 0.0人
R2年度当初予算額 31,564千円 3,935千円 35,499千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:34,028千円  (前年度予算額 31,564千円)  財源:基金 

事業内容

1 事業の目的・概要

 県民の財産でもある県有種雄牛の精液等が、令和2年4月から行っている契約に基づき、適正に流通しているかどうかを管理するため、全国統一の国の『精液登録システム』(※)を活用して、鳥取県産和牛の遺伝情報を独自に監視するシステム整備を支援する。


     併せて、独自整備する『遺伝情報管理システム』に必要な情報を所有している県内畜産関係団体の情報一元管理のために必要な整備を支援する。

    ※精液登録システム:種雄牛精液の生産や授精情報等を登録するシステム(令和3年末整備予定)

2 主な事業内容

区分
事業内容
要求額(千円)
備考
(1)鳥取県和牛遺伝情報管理システム整備等支援鳥取県和牛種雄牛の遺伝資源を適正管理するために必要なシステム整備を支援する。
○システム整備
    • 補助率:県10/10(国補助(※)を除いた事業費に対する補助) 
    • 事業費:50,050千円(県費25,025千円)
    • 事業内容:家畜人工授精用凍結精液等の生産から流通、利用、子牛の販売までを管理するシステムの構築
    • 事業主体 鳥取県家畜改良協会
◯システムの維持管理
    • 事業費:4,620千円(県費10/10)
    • 事業内容 データセンターの管理料等
    • 事業主体 鳥取県家畜改良協会
〇システム利用及び遺伝資源保護にかかる普及啓発
    • 事業費 677千円(県費10/10)
    • 事業内容 ポスター、ステッカー等作成
30,322
(2)和牛情報活用システム機能強化支援〇各関係団体が持つ和牛登録情報等を一元管理するシステム整備を支援する。
  • 補助率:1/2(国補助(※)を除いた事業費に対する補助)
  • 事業費:14,821千円(県費3,706千円)
  • 事業内容:和牛子牛の出生・登録・せり出荷等の情報等の一元管理
  • 事業主体:公益社団法人鳥取県畜産推進機構
  • システム利用者:公益社団法人鳥取県畜産推進機構、各農業協同組合、全国農業協同組合鳥取県本部、県
3,706
34,028
※国補助:和牛遺伝資源流出防止対策緊急支援事業(補助率:1/2)

3 背景等

○令和2年10月に全国で初めて県有種雄牛の遺伝資源を知的財産として位置づけ、遺伝資源保護と和牛振興を柱とした「鳥取県産和牛の保護と振興に関する条例」(以下、「条例」という。)を公布した。

○本県は、令和2年4月から県民の財産である県有種雄牛の精液等について、精液そのものの流通だけでなく精液等により生まれた子牛も管理する契約を家畜人工授精師等と締結しているが、流通状況がリアルタイムに確認できるシステム整備が急務となっている。

○一方、国は和牛精液の流通管理を厳格化するため、令和2年4月に家畜改良増殖法を改正するとともに、令和2年度に精液の流通状況を管理する『精液管理システム』を整備することとなった。

○しかし、国が整備する『精液管理システム』だけでは、精液等により生まれた子牛の流通状況を確認することが出来ないため、県内畜産団体が持つ和牛情報を活用した県独自の遺伝情報を管理するシステムを整備する必要がある。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

関係者と連携し、県独自のシステムの整備、運用、周知を円滑に進める。

これまでの取組に対する評価

〇「白鵬85の3」などの優秀な和牛遺伝資源を保護するため、令和2年4月から精液の流通だけでなく、精液等により生まれた子牛も管理する契約を家畜人工授精師や生産者と締結しているが、流通状況をリアルタイムに確認できるシステム整備が急務となっている。
〇国は、令和3年末に全国の和牛精液の流通状況を管理する「精液登録システム」を整備する予定である。
〇しかし、国が整備する「精液登録システム」だけでは、精液等により生まれた子牛の流通状況を確認することができないため、関係団体が持つ和牛情報を活用した県独自のシステムを整備する必要がある。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 31,564 0 0 0 0 0 0 31,564 0
要求額 34,028 0 0 0 0 0 0 34,028 0