事業概要
本県は、県内のほぼ全域が積雪地域に指定(旧米子市・境港市・日吉津村除く)されており、中国地方でも有数の豪雪地帯である。
- 道路は、物資の輸送等の経済活動、通勤・通学といった住民生活の用に供されており、冬期における交通の確保は、本県における重要な課題である。
- 「積雪寒冷特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法」に基づき路線指定された県管理道路(雪寒指定道路)において、防雪施設(雪崩予防柵・融雪施設)や凍雪害防止施設(堆雪幅)の整備・更新を行い、冬季の円滑な道路交通を確保する。
事業内容
・防雪施設(雪崩予防柵・融雪施設等)
・凍雪害防止施設(堆雪幅等)
・気象情報システム施設
の整備・更新
要求内容
(主)倉吉江府溝口線(御机工区)ほか2路線 C=51,400千円
債務負担行為の必要性
年度当初時期の工事量の減少を緩和し、年間を通じて工事量が確保され、経営の効率化、雇用確保の安定化を図るため、出水期までに施工する必要がある箇所等について債務負担行為により施工し、適期施工と発注時期の平準化にいっそう取り組む。
背景
公共事業は年度内での工事量の偏りがあり、早期発注に努めているものの第1四半期の工事量が少なく、対策が求められている。
また、平成26年6月に改正された「公共工事の品質確保の促進に関する法律」において、発注者の責務として計画的な発注と適切な工期設定に努めることが新たに定められ、「発注関係事務の運用に関する指針」等において、債務負担行為の積極的な活用などにより発注・施工時期等の平準化に努めることとされている。
国においては、平成27年度予算でこれまで単年度で要求していた護岸工事などの一部について、施工時期等の平準化を踏まえ国庫債務負担行為により2箇年契約とする取組を開始している。