事業の目的・概要
全国での鳥取県の認知度・好感度向上のため、広報課で基幹的な情報発信を担う。その一方で、県外情報発信担当機関と相互に調整・連携し、マスメディア等を活用した県外への旬な情報発信をタイムリーかつ効果的に行う。
(1)情報発信機能が集中する首都圏を通じた全国への情報発信の強化に力点を置く。
(2)本県情報の入手経路先の最上位であるテレビへの露出を積極的に活用する。(「鳥取県に関するイメージ調査」より)
主な事業内容
テレビ、雑誌、ニュースリリースなど県広報の基幹となるパブリシティ活動を通じた情報発信業務をPR会社へ委託し実施する。
事項名 鳥取県基幹的情報発信業務委託
期間 令和4年度
限度額 20,000千円
形態 公募型プロポーザル(想定)にて受託事業者を選定
業務内容
- 旬の素材(話題)をタイムリーに露出する。
- マスメディアを通じた情報露出の確保。(スケールメリットによる費用対効果を上げる。)
理由
テレビ等のメディアでの露出を図るため、年度に関係なく、時期の話題に応じたニュースリリースを途切れなく行う体制とする必要がある。そのため、どのような事項をメディアに売り込んでいくのか、年間を通じた全体の戦略・方向性を、前年度中にあらかじめ擦り合わせておく必要がある。また、半年から四半期前には企画が決定するテレビ・ラジオ番組・雑誌記事等制作スケジュールに合わせ、有利な放送・掲載枠を確保するために、早期に着手する必要がある。
<令和4年度スケジュール>
1月 公募型プロポーザル方式による業者選定
翌年度のパブリシティ戦略について協議
2.3月 業者決定、契約(業者はメディアへの働きかけを実施)
4月以降 放送・掲載などの情報発信
広報テーマ(想定)
アフターコロナを見据え、本県のイメージアップとなる発信に取り組み、観光客・移住定住者の増、県産品の販路拡大等につなげる。
・移住先としての魅力発信(生活環境の良さ・田舎の暮らしやすさ・女性のストレスオフランキング・SDGs日本一1位)
・関係人口の受け入れ情報の発信(コワーキングスペース・サウナのあるキャンプ場・アウトドア)
・魅力的な県産品(二十世紀梨、鳥取和牛、松葉がに・五輝星、星空舞など)をPRし、本県を食のみやことしてアピールし販路拡大につなげる
・自然豊かな本県の魅力(鳥取砂丘、大山、浦富海岸など)を発信して、サイクルツーリズム、アウトドアツーリズムを促進
・米子鬼太郎空港・鳥取砂丘コナン空港の航空便利用による旅の魅力発信(まんが王国、密を避けられる旅先、温泉)
※より話題性の高いテーマを臨機応変に対応
課題と対策
- 発信媒体が多岐に渡る中、特にテレビ番組誘致は、委託会社または個人の業界に対するコネクションが重要。
- コロナ禍での情報発信について、動画やSNSでの発信も含めた広報をしていく。
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これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・平成22年度から債務負担行為を設定したことにより、年間を通じたスケールメリットによるコスト削減が可能となった。
・平成23年度から情報発信の軸足を関西圏から首都圏へシフトした。
・旬の話題に合わせた情報発信を実施した。(勝手にスナバキャンペーン・鳥取砂丘ポケモンGOイベントなど)
・情報発信担当部局との連携を活かした情報発信を行った。(例)メディアキャラバン、メディアセミナーなど
これまでの取組に対する評価
・新聞広告中心の情報発信から、平成26年度以降は最も有力な情報源であるテレビを中心にパブリシティ活動を実施した。さらに平成28年度からはニュースリリースの本数を増加し、パブリシティ獲得にさらに重点を置いた契約としている。
・昨年度に引き続き、本年度上期は、新型コロナウイルスの影響でテレビ誘致ができない状況にあり、お取り寄せ可能な旬の食材や商品を中心に発信している。またテレビや雑誌のほか、インターネット媒体での露出で広告効果を上げている。
・8月末までにテレビ2件、ニュースリリースなど11回、ファクトブックの作成を実施。コロナ禍で進捗率はにぶいが、秋以降はカニやコナンイベント、民工芸などの話題で露出を図っていく予定。