1 事業の目的・概要
米子鬼太郎空港(美保飛行場)直轄事業に係る地元負担金
(1)エプロン舗装改修工事【工事】
(2)排水改良工事【実施設計】
2 主な事業内容
(1)エプロン舗装改修工事
米子鬼太郎空港のエプロンは、昭和54年度及び平成6〜7年度に整備して以降、古い箇所は39年以上経過しており、老朽化によるひび割れが確認されている。
同空港は、山陰地方唯一の国際定期便が運航される空港であり、「訪日誘客支援空港(拡大支援型)」として認定されたことで、今後の更なる訪日旅行者の増加が期待されているところであるが、エプロンの老朽化、並びに強度不足によるオーバーロード運航に伴いエプロンのひび割れ等がさらに進行して就航に支障を来すことが危惧される。
そのため、老朽化対策及び強度不足解消を目的として、エプロン舗装改修工事を行うものである。
(2)排水改良工事
2018年5月、防除雪氷体制にかかる国際会議(「SAE(Socieyof Automotive Engineers)G-12」)において、防除雪氷材(ADF)の有色が義務づけられたことに伴い、航空機のデアイシング作業を実施する空港について、デアイシング作業後の有色ADFを含んだ空港排水を周辺河川等に直接流出させず、適切な水質とし放流するための処理対策を実施する。
3.事業費及びスケジュール
(1)エプロン舗装改修工事
・事業期間:令和元年度〜令和7年度
R1測量・調査、R2実施設計、R3〜R7工事
・全体事業費:1,620,000千円
うち令和3年度:370,000千円
(2)排水改良工事
・事業期間:令和2年度〜令和5年度
R3実施設計、R4用地測量・買収、R5工事
・全体事業費:R3実施設計により決定
うち令和3年度:21,000千円
4.県負担金の算定
○直轄事業費(1)(2)計 C=391,000千円・・・(1)
○負担割合=1−2/3×1.23・・・(2)
・直轄事業の国負担割合 2/3
・後進地嵩上げ 1.23(R3)
○県負担金額 (1)×(2)=391,000×0.18=70,380千円