これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○これまでの取組状況
〈政策内容〉
・収集・保存、調査研究の推進による展示の充実
〈政策目標〉
・県民の豊かな学びを支援する。
・調査研究を行い、新たな知見を紹介する。
〈取組状況〉
政策目標を実現するため、計画的に各種事業を進めている。今後も、資料の収集、保存、修復等に努めるとともに、しっかりとした調査研究に基づき、魅力ある展示等を実施する。
■1階の美術常設展示では、鳥取県ゆかりの近世から現代までの絵画、工芸などを年間8回程度の展示替えを行いながら、より多くの収蔵品を県民に紹介している。
■2階の近代美術展示室では、収蔵品に新たな視点や研究の成果を加えた年3回程度のテーマ展示を県民に提示している。また、テーマに沿った内容の他館収蔵品或いは個人所蔵品などを、当館収蔵品と一緒に並べて展示することで、より魅力的な展示(相乗効果)を提示できるよう努めている。
■鳥取県の画家などの作品調査や情報収集を積極的に行い、収集評価委員会での審議を経て美術作品を収集し、コレクションの充実に努めている。
■収蔵作品の修復は、作品状態と展示予定等を鑑み優先順位を見直しながら計画的に行っている。
これまでの取組に対する評価
○これまでの取組に対する評価
〈現状の評価・自己分析〉
近年の来館者のニーズを踏まえつつ、新たな視点を加えた展示等を企画・実施できていると思われる。
なかでも、令和2年度の夏休みの展示「高田光治 森からの贈り物」では、会場には自然系の企画展「こんにちは、変形菌!」と連携した菌類や変形菌そのもの(乾燥済み)を素材として活用する美術作家である高田氏の作品が並び、これまでにない美術と自然科学の視点を複合させたような、刺激的な展示を展開し、美術ファン、自然ファン双方から、新しい展示として評価を得ることができた。昨年度に引き続き、これまでにない取組にも挑戦する、本事業の基本姿勢を広く示すことができたと考える。
〈改善点〉
さらに資料収集・調査研究等を推進し、県民に新たな知見や発見を提供するために、より効果的な展示等を考えていく。