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令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:教育総務費 目:教育振興費
事業名:

未来につなぐ高校生活支援事業

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教育委員会 高等学校課 指導担当 

電話番号:0857-26-7917  E-mail:koutougakkou@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R3年度当初予算要求額 10,971千円 10,297千円 21,268千円 1.3人 0.0人 0.0人
R2年度当初予算額 10,326千円 10,231千円 20,557千円 1.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:10,971千円  (前年度予算額 10,326千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

未来を担う高校生の学校生活を支援するため、以下の取組を行う。


    <とっとり夢プロジェクト事業>
     創造力とチャレンジ精神を持った高校生の自由な発想での主体的な企画、活動を支援することにより、高校生の自主性や個性を伸ばすとともに、学校や地域の活性化につなげる。
    <いじめ問題支援事業>
     学校でのいじめや不登校が全国的に問題になっており、初期段階でその兆候を見つける「未然防止」及び「早期発見・早期対応」が求められている。そのために、心理検査の実施により、学校内での人間関係を客観的に把握し、生徒一人ひとりへの適切な対応を図る。
    <高校生マナーアップ推進事業>
     高校生の社会の一員としての望ましい在り方・生き方の自覚を高め、高校生の規範意識の向上を図るため、大人が手本となり、県民全体で高校生を見守り育てる運動を展開する。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
とっとり夢プロジェクト事業○支援対象
県内の高校、特別支援学校高等部及び高等専門学校に在籍する個人又はグループで行う自主的な活動
(対象となる活動)
・学校の枠を超えて他の生徒の模範や励みとなり、学校の活性化に資する活動
・学年、学校、校種等既存の枠を超えた創意工夫あふれる活動
2,0001,000
いじめ問題支援事業○心理検査(hyper-QU)を活用した生徒の状況把握全県立高校でhyper-QUを年2回実施
<対象>全日制1、2年生、定時制1〜3年生
○教職員の研修
・心理検査結果の分析や活用に関する研修会の実施
・生徒指導等に関する研修会の実施
8,9219,326WAIS-4の購入はしない
高校生マナーアップ推進事業○「高校生マナーアップさわやか運動」の実施(年2回)
・JR駅周辺及び各高等学校及び特別支援学校校門付近における、あいさつ運動、マナーアップ呼びかけ
・通学列車乗車による乗車マナー指導
・各高等学校及び特別支援学校近辺及び主な通学路における自転車乗車指導
500
合計
10,971
10,326

背景

<いじめ問題支援事業>
(1)hyper−QU検査
・全国的にいじめへの学校の対応等が問題となり、高校においてもいじめを早期発見し、対応することが求められていることから、学校内での人間関係を客観的に把握し、生徒への適切な対応を図るため、平成24年度9月補正予算で1回分のhyper-QUの経費が措置された。
対象:全日制1、2年生、定時制1〜3年生
・平成25年度から平成27年度までは、全日制1、2年生、定時制1〜3年生対象に年2回実施、平成28年度は全日制1年生、定時制1〜3年生は年2回、全日制2年生のみ年1回実施、平成29年度から全日制1、2年生、定時制1〜3年生対象に年2回実施に戻した。
【全日制3年生を対象外とする理由】
・進路に向かう時期であり、いじめの発生や不登校は少ないと思われるため
【年2回実施する理由】
・年2回実施することで、生徒の状況変化に対して、素早く対応することができる。新しい人間関係ができつつある5〜6月に1回目を実施し、配慮等が必要な生徒への支援を行い、9〜11月頃に2回目を実施することで指導の経過を見たり、新たな支援について検討する等、支援の必要な生徒に対し教職員の共通理解のもと適切な支援を行う。年2回実施することで、生徒個々の状況変化だけでなく、クラス全体の状況変化にも気付くことができ、必要な対応を講じることができるため。
(2)hyper−QU活用研修会
 令和2年度:7月29日(水)まなびタウンとうはくにて開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期
(3)生徒指導担当教員研修会
 令和2年度:6月16日(火)倉吉体育文化会館にて開催予定でだったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期

変更点

<いじめ問題支援事業>

(4)WAIS-4(ウェクスラー成人知能検査 第4版)の購入については、令和3年度は予算要求せず
現在、教育相談員は、発達面等に課題がある生徒への指導、支援について適切な方針を立てるため、必要に応じて知能検査WAIS-3を活用している。

この知能検査第3版(WAIS-3)から第4版(WAIS-4)に改訂されたことに伴い、より信頼度の高い第4版を活用し、校内支援に生かす。

昨年度予算でWAIS-4を購入。WAIS-4の使用状況を見て、今後の必要性を考える。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・いじめ問題支援事業は、心理検査については、これまで検査結果の見方、考え方を目的とした研修の成果もあって、各学校での活用が定着してきている。令和2年度の研修は、新型コロナ感染症拡大防止対策のため実施していないが、結果のより有効な活用へ研修目的の力点をおき、さらなる有効活用を図っている。
・高校生マナーアップ推進事業は、活動が定着してきたこともあり、高校生はもとより、地域住民に意識啓発の機会として受け止められてきている。

これまでの取組に対する評価

・いじめ問題支援事業については、研修会に参加した教職員が研修内容を校内でひろめ、生徒への何気ない声かけや面接回数が増えてきている。また、心理検査について、担任以外の教職員も検査結果を活用しようとする積極的な姿勢も増えており、基準の明確化と教員の意思統一、生徒・保護者へ寄り添う姿勢の大切さを再認識するとともに、今後生徒指導の充実を進めていくうえでの共通認識を図ることができ、各学校で組織的・体系的な取組が進められている。高校生マナーアップ推進事業は、活動が定着してきたこともあり、高校生はもとより、地域の住民に意識啓発の機会として受け止められてきている。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 10,326 0 0 0 0 0 0 0 10,326
要求額 10,971 0 0 0 0 0 0 0 10,971