これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
・全国学力・学習状況調査の各教科の県平均正答率が全国平均を1ポイント以上上回る。
・同調査の児童生徒質問紙調査の「学校の授業がよく分かる」の回答が全国平均を上回る。
【取組状況】
・学力向上推進プロジェクトチームでの議論を踏まえ、学力向上に向けた中長期的な方向性と具体的な方策を示した「鳥取県学力向上推進プラン」を令和2年3月に策定し、本県児童生徒の学力向上のさらなる推進を図っている。
・平成30年度から各地域の学力課題等を踏まえた取組を県と市町村教育委員会が連携しながら推進しており、各教育局が中心となって家庭学習の質の向上の推進、小学校の活用力向上に向けた授業改善、算数・数学の課題解決と若手教員の育成といった取組を進めている。
これまでの取組に対する評価
・令和元年度の全国学力・学習状況調査では、正答率が1ポイント以上上回った校種、教科はなく、中学校英語を除いて、全国平均と同程度であった。質問紙調査の「学校の授業がよく分かる」の回答については、小学校国語、中学校国語で全国平均を上回ったが、小学校算数、中学校数学、英語では全国平均を下回った。
・令和2年度の全国学力・学習状況調査は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、事業目標の検証をすることができていないが、今年度から県独自の学力調査を鳥取市と米子市で先行実施し、新たな取組の検証を進めている。
・県教育委員会の指導主事が学校を訪問し、参観した算数の授業についてフィードバックをしたり、算数の授業づくりにおける重点項目の内容を直接管理職に伝えたりすることによって、重点項目の内容の徹底や管理職の意識改革が図られた。