1 事業の目的・概要
県産材を活用した木造住宅や伝統技術等の良さを広く県民へ普及啓発することにより、県民の住生活の向上及び地域住宅産業の振興、育成を図ることを目的として、木造住宅の建設に携わる者の組織する団体が、県民等を対象に、次の目的を達成するため実施する事業を支援する。
・木造住宅の良さ、伝統技術に関する普及啓発
・木造住宅産業の振興と地場産業の育成
・県民の住生活の向上
・森林環境保全及び県産材重要拡大の推進
2 主な事業内容
一般社団法人鳥取県木造住宅推進協議会へ木造住宅及び伝統技術の良さの普及啓発を目的とした活動費の一部を補助
(1)普及活動助成 2,200千円 補助率1/2
県産材を使用した住宅の事例(写真)・模型等の展示、無料住宅相談会、伝統技術の体験型イベント、コロナ対策を盛り込んだ木造住宅普及活動等を実施
(2)技術研修費助成 300千円 補助率1/2
県産材の効果的な活用手法や「とっとり健康省エネ住宅」など高断熱住宅の健康効果などに係る技術研修及び情報発信に要する経費を補助
3 現状・課題
○新築着工における木造住宅の割合は平成10年度55%、平成20年度67%、平成30年度79%と増加傾向にある。
○とっとり住まいる支援事業の効果が大きく、また平成19年度から開始した本事業の効果もあると認められる。
○一方でH30に実施した県住生活総合調査では約74%が新築において県産材を活用したいと回答しているものの、住まいる支援事業の活用は木造戸建て住宅の新築件数のうち48%にとどまっている。県内企業による在来工法での新築希望は57%と低い。
○大手ハウスメーカーにはない地元工務店による気候風土に適した住宅の建設をさらに推進していく必要がある。