事業名:
湖山池の湖内流動の解明
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生活環境部 衛生環境研究所 水環境対策チーム
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
R3年度当初予算要求額 |
6,050千円 |
0千円 |
6,050千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
R2年度当初予算額 |
4,880千円 |
0千円 |
4,880千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:6,050千円 (前年度予算額 4,880千円) 財源:単県
事業内容
1 事業の目的・概要
貧酸素水塊形成や高塩分化に寄与する遡上海水の挙動を詳細に把握することにより、本湖の水質シミュレーションや塩分管理方針の決定のための基礎資料を提供する。
2 主な事業内容
○湖内水質の空間分布の把握
○遡上海水の追跡調査
○超音波ドップラー流向流速計を用いた3次元流況調査
3 事業の必要性と効果
〇当所は湖内水質の空間分布調査を継続実施しており、湖山池環境モニタリング委員会で定期的に報告している。
〇第4期水質管理計画の策定にあたり、水質シミュレーションを行う必要があるが、湖内の遡上海水の詳細な挙動は明らかにされていない。
〇現状の水門操作でも、夏季には貧酸素水塊が形成される傾向にある。
○本事業により得られた成果は水質シミュレーションや塩分管理方針の検討材料となり、「湖山池将来ビジョン」の目指す姿である、「良好な水質」の達成に資する。
4 前年度からの変更点
前年度までの調査に加え、固定式流向流速計を用いた調査を新たに実施する。
湖山池口定点の流向流速の継時的変化を取得し、湖山水門の操作状況との関連、塩水の流入量を定量的に評価しようとするもの。
湖山水門の操作状況と湖内流動との関連について体系的な整理が必要であることは、有識者からなる調査研究外部評価委員会でも指摘されている。
5 事業期間、経費、内訳
単位(千円)
年度 | 事業内容 | 事業費 |
H31 | ○湖内水質の空間分布の把握
○遡上海水の追跡調査 | 2,798 |
R2 | ○湖内水質の空間分布の把握
○遡上海水の追跡調査
○3次元流況調査 | 5,368 |
R3 | ○湖内水質の空間分布の把握
○遡上海水の追跡調査
○3次元流況調査
○固定式流向流速調査 | 6,050 |
単位(千円)
内訳 | 内容 | 要求額 |
委託料 | 3次元流況調査、固定式流向流速調査の委託費 | 3,129 |
普通旅費 | 学会参加のための旅費等 | 137 |
需用費 | 調査に用いる資材・消耗品、分析試薬等 | 526 |
役務費 | 学会参加のための旅費等(ANA@desk利用料) | 146 |
使用料・賃借料 | 調査船の傭船料、調査機器の賃借料 | 2,112 |
合計 | | 6,050 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
■水質等モニタリング
○塩分躍層形成による貧酸素化の長期化
■内部負荷要因の検討
○貧酸素条件下で窒素、りんの溶出が増大することが分かった。
■有害プランクトンの増殖特性
〇増殖に最適な水温と塩分の条件と増殖できる塩分の下限値を把握することができた。
■遡上海水の追跡調査
○特定の条件下で、川及び湖内の遡上海水の挙動を把握できた。
これまでの取組に対する評価
■取り組み成果の公表・発表
○水質調査結果を提供し、塩分管理や湖内環境把握のための基礎資料となった。
○内部負荷が増加する要因は把握できた。
貧酸素条件下で内部負荷が増大することが分かった。今後は塩分躍層形成による貧酸素化を抑制できるような水門操作の提案が必要である。
○有害プランクトンの増殖特性は概ねの傾向は把握できた。
塩分管理範囲内では塩分が高いほど増殖に適している。本種の増殖を抑制するためにも、適正な塩分管理が必要である。
工程表との関連
関連する政策内容
環境の保全・再生と活用に関する調査研究
関連する政策目標
湖沼の水質浄化や環境の保全・再生に関する研究の実施
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
4,880 |
0 |
0 |
0 |
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0 |
0 |
0 |
4,880 |
要求額 |
6,050 |
0 |
0 |
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0 |
0 |
0 |
0 |
6,050 |