1 事業の目的・概要
平成30年度からの「高校における通級による指導」制度の開始に伴い、県立高校4校を通級指導教室設置校(以下「設置校」という。)として、特別支援コーディネーターを配置する。
〇設置校(4校)・・・特別支援教育の充実に向けて取り組むとともに、障がいのある生徒の自立と社会参加を目指した「高校における通級による指導」について、実践・研究に取り組む。
〇モデル校(2校)・・・来年度新たに2校をモデル校に指定し、「高校における通級による指導」の調査・研究に取り組み、2年後の設置を目指す。
2 査定内容
通級指導を必要とする今後の生徒の動向を整理した上で配置を検討します。
新規モデル校(2校) →ゼロ ほか
3 調整要求内容
単位:千円
| 細事業名 | 内容 | 既査定額 | 要求額 | 要求額累計 |
1 | 「高校における通級による指導」の実践・研究 | 新規モデル校1校を指定する。 | 627 | 294 | 921 |
4 調整要求理由
・国の動向としても、高校の通級指導は、インクルーシブ教育システムの理念を具現化するものとして、また、小・中学校からの学びの連続性という意味でも充実が求められている。
・本県の通級指導設置校4校において、受講生徒の満足感は高く、受講希望生徒は増加している。また、中学校時、特別支援学級に在籍していたり、通級指導を受講していた生徒、特別な支援を必要とする生徒の高校への進学も増加しており、ニーズは今後も増加が見込まれる。
・とりわけ1校は、以下の理由から通級指導の必要性が高く、自校通級を始めるためモデル校として調査・研究に取り組む必要がある。
・特別な支援を必要とする生徒が多く、中学校からの引継ぎも多い。
・自尊感情や自己有用感、コミュニケーション能力が低い生徒が多い。
・中山間地域に位置し、今後検討する拠点校方式、巡回指導等も受講することが難しく、自校通級としたい。