これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○これまでの取組状況・改善点
【米川水利用調整事業】
<目標>
1中海淡水化事業の中止に伴い、代替水源施設整備により弓浜半島地域の農業用水を確保。
2米川用水を代替水源とするため、米川用水の適正な水利用の定着を支援。
<取組>
平成14年度に中海淡水化事業が正式中止されて以降、県は、弓浜・彦名干拓地の暫定水源確保に努め、代替水源施設の早期整備に向けて、関係団体(米子市、境港市、土地改良区、干拓地営農組合等)と共に、下記事項について実施してきた。
1代替水源施設の維持管理費の低減
2代替水源として活用する米川用水を有効活用するため、上流優先の取水慣行の是正
3米川用水路の米子空港内暗渠にかかる漏水防止対策
4米川と新開川の農業用水一元化
【大山山麓農地開発事業・東伯かんがい排水事業】
広範な受益地の農業用水源として造成された下蚊屋ダム・西高尾・小田股・船上山ダム及び関連する農業用水施設が持つ公共・公益的機能(洪水防止機能・親水機能・防火用水機能など)は、農業者以外の地域住民等にもその効果が及んでいる。
これらの効果が今後も十分に発揮されるよう、土地改良区等の農業者団体が行う施設管理費への支援(基幹水利施設管理事業)や、地域住民等の非農家と連携した施設管理体制整備への取り組みを支援(国造成施設管理事業)している。
これまでの取組に対する評価
【米川水利用調整事業】
・米川本線の整備や干拓地への送水施設が完成し、平成24年度から干拓地への送水が開始。
・米川用水を有効活用(既耕地及び干拓地)するための更なる水利用の定着が必要。
・米川と新開川の農業用水の一元化により、効率的な水利施設の維持管理と安定的な水利用を行う。
【大山山麓農地開発事業・東伯かんがい排水事業】
基幹水利施設管理への支援により、ダム等の適正な管理が行われている。
また、管理体制整備への支援により、地域住民・地域団体との連携の意識が高まり、管理協定の締結が進みつつある。