これまでの取組と成果
これまでの取組状況
ため池の計画的な防災対策を推進するため、ハザードマップ作成や防災訓練等による地域防災体制の構築、ため池浚渫や未使用ため池廃止等の防災工事、ため池改修の隘路となっている関係農家の負担軽減などの支援を行う。
また、令和2年には「防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法」が制定され、防災工事等を集中的かつ計画的に進めることとされており、今後さらに、ハード及びソフト対策の両面での充実を図りながら、地域防災力向上のための総合的な防災・減災対策を実施する。
これまでの取組に対する評価
ハザードマップの作成推進にあたり、県実施モデル事業を平成27年度まで実施したが、その後、市町主導で実施することが定着し、令和2年度までに約160箇所が作成済みである。また、点検の結果、未利用であることが判明したため池について、決壊のリスク除去を図るべく、廃止することが望ましいため、地元関係者等への協議調整を進めながら、早期に廃止ができるよう指導、支援を行っている。