現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和3年度予算 の 農林水産部の多面的機能支払交付金事業
令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農地費 目:農地総務費
事業名:

多面的機能支払交付金事業

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農林水産部 農地・水保全課 企画・保全支援担当 

電話番号:0857-26-7334  E-mail:nouchi-mizu@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R3年度当初予算要求額 890,033千円 32,759千円 922,792千円 4.1人 0.1人 0.0人
R2年度当初予算額 846,867千円 32,546千円 879,413千円 4.1人 0.1人 0.0人

事業費

要求額:890,033千円  (前年度予算額 846,867千円)  財源:国10/10,1/2,単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

農業・農村が有する国土保全や水源かん養、景観形成等といった多面的機能の維持・発揮のための地域活動に対して支援する。

2 主な事業内容

(単位:千円)
区分
事業内容
実施主体
予算額
(末端事業費)
補助率
農地維持支払農業者等が行う法面の草刈りや水路の泥上げ等に対して支援する。
・交付単価(円/10a):水田3,000円畑2,000円
市町村
350,836
(467,788)
国1/2
県1/4
(市町村1/4)
資源向上支払【共同活動】非農家を含めた地域ぐるみで行う水路の軽微な補修や環境保全活動(植栽、ビオトープ整備)等に対して支援する。
・交付単価(円/10a):水田2,400円畑1,440円
市町村
180,265
(240,362)
国1/2
県1/4
(市町村1/4)

【施設の長寿命化】非農家を含めた地域ぐるみで行う水路の更新整備や農道舗装等に対して支援する。
・交付単価(円/10a):水田4,400円畑2,000円
市町村
334,286
(445,718)
小計
865,387
(1,153,868)
推進交付金[市町村事業]協定の審査・締結及び履行確認
市町村
12,847
(12,847)
国10/10
[地域協議会事業]活動組織に対する普及推進指導、及び県・市町村の事務支援地域協議会
11,459
(11,459)
[県事業]第三者委員会の運営
300
(300)
小計
24,606
(24,606)
広域組織化支援[県事業]複数集落による組織広域化を図るための話合い等の経費を支援する。
市町村
40
(80)
県 1/2
(市町村1/2)
合計
890,033
(1,178,554)

3 今年度の取組状況

〇ため池の保全管理(防災・減災など災害に強い地域づくり)による推進
    ・近年の豪雨等により多くの農業用ため池が被災し、甚大な被害が発生していることから、決壊による災害を防止するため、農業用ため池の管理者による保全管理をしていくことが法律に基づき、責務が明確化した。
    ・本交付金はため池の保全管理の活動内容である、堤体の点検及び点検を行うための草刈り等も活動対象となるため、本交付金を活用してため池の保全管理に取り組んでもらうチラシを作成・配布し、本交付金の取組推進を行っており、引き続き取組面積拡大に向けて推進していく。

    〇流域治水対策(防災・減災など災害に強い地域づくり)による推進
    ・近年の豪雨等により、河川堤防の決壊し、甚大な浸水被害が発生していることから流域治水対策として水田の田んぼダムとしての多面的機能が注目されており、県内では大路川流域の5組織が取組を行っている。既に取組を実施している活動組織をモデル地区として、他の流域での取組拡大に向け推進を図っていく。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況・改善点
平成元年度実績
農地維持支払:取組面積15,981ha(643組織)、カバー率50.8%
※カバー率は農振農用地に対する取組面積

令和2年度見込み
農地維持支払:取組面積15,972ha(622組織)、カバー率51.7%

リーダーや会計事務担当者の人材確保のため、市町村主導で組織広域化や会計事務の外部委託等を働きかけた。
令和元年度の組織広域化
・北栄町:21組織→1組織
・日南町:13組織→1組織

令和2年度の組織広域化
・湯梨浜町:10組織→1組織

令和2年度の取組状況
・大雨等に対する防災・減災の取組として、ため池の維持管理者へ保全管理を啓発するチラシを作成・配布し、本交付金の取組を推進している。

これまでの取組に対する評価

 農業・農村の多面的機能の発揮のための地域活動を支援することにより、水路・農道等の地域資源の維持管理が適切に行われているところであるが、事務の担い手不足や組織構成員の高齢化により、やむなく活動を辞めざるを得ない組織もあり、令和2年度は取組面積が微減ではあるが減少する見込みである。
 一方で、市町村の働きかけや活動組織間の話し合いにより、湯梨浜町で組織の広域化が図られた。
 今後は、広域組織化や事務の外部委託も含めた、地域のニーズにあった方法で活動の継続と、取り組み面積の拡大について支援していく。
 また、事業の推進について、ため池の維持管理及び流域治水対策に係る田んぼダムによる防災・減災の取組強化のため、本交付金を活用しての取組推進を実施していく。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 846,867 572,226 0 0 0 0 0 0 274,641
要求額 890,033 601,540 0 0 0 0 0 0 288,493