現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和3年度予算 の 農林水産部の県優良種雄牛造成事業
令和3年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

県優良種雄牛造成事業

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農林水産部 畜産課 肉用牛振興・遺伝資源管理担当 

電話番号:0857-26-7290  E-mail:chikusan@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R3年度当初予算要求額 36,583千円 13,466千円 50,049千円 1.7人 0.0人 0.0人
R2年度当初予算額 51,695千円 13,379千円 65,074千円 1.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:36,583千円  (前年度予算額 51,695千円)  財源:基金 

事業内容

1 事業の目的・概要

優良な県種雄牛を造成するため、和牛改良委員会で和牛改良方針を検討するとともに、種雄牛を生産する雌牛群の確保、種雄候補牛の購入や協力農家への損失補償などを実施する。

2 主な事業内容


(単位:千円)
区分
事業内容
要求額
和牛改良委員会和牛改良の方針を検討するため、和牛改良委員会を設置
(年1回開催)
165
育種価算出事業県内繁殖雌牛の遺伝能力評価のための枝肉データの収集・育種価算出・農家へのデータ提供(委託事業)
2,142
候補牛購入(直検牛購入)種雄候補となる雄子牛の購入経費 
@1,296千円×5頭
6,480
後代検定用牛づくり後代検定用の子牛を生産する農家に対して指定交配協力謝金を交付
4,620
後代検定手当現場後代検定を行う肥育農家への検定牛導入協力費を交付
1,260
改良基礎雌牛整備費種雄候補牛を生産する基礎雌牛を選定し、繁殖農家と1年間の保留契約を結ぶ
579
改良推進基金造成種雄候補牛とならなかった子牛及び後代検定用に生産された子牛の価格を補償
7,185
後代検定牛経営補償費肥育農家が飼育した後代検定牛の価格を再生産可能な額まで補償
3,920
遺伝性疾患検査料金種雄候補牛及び基礎雌牛の遺伝性疾患にかかる検査料
1,177
育種牛血統保留推進費育種組合が指定した鳥取特有血統の育種牛の産子を地域に保留を促す
1,000
次世代種雄牛造成スーパー雌牛導入事業高能力雌牛の導入にかかる経費を助成
@4,000千円×2頭(畜産試験場導入分)
8,000
標準事務費優良種雄牛造成事業の進行管理
55
合計
36,583

    背景

    (1)鳥取県の和子牛価格は、平成28年より種雄牛「白鵬85の3」「百合白清2」の誕生により、全国平均価格を大きく上回り日本一の市場となった。

    (2)この和牛産地としての地位を維持・築いていくためには、引き続き優秀な種雄牛の造成が必要である。
    (3)優秀な種雄牛を造成するためには、現状分析と学術的な考え方が必要、及びその体制を整備する必要があるため、「鳥取県産和牛の保護及び振興に関する条例」により、鳥取県は県有種雄牛の持続的な造成や、それに対する財政上の措置を講ずるものとしている。
    (4)実際に優秀な種雄牛を造成するためには農家の協力が不可欠であり、経営補償や謝金を支払うことで協力しやすい体制を整備する必要がある。

    予算比較

    (単位:千円)

    区分

    R03年度要求額

    R02年度予算額

    増減額

    増減理由

    和牛改良委員会

    165

    165

    0


    育種価算出事業

    2,142

    2,142

    0


    候補牛購入(直検牛購入)

    6,480

    6,480

    0


    後代検定用牛づくり

    4,620

    4,620

    0


    後代検定手当

    1,260

    1,260

    0


    改良基礎雌牛整備費

    579

    579

    0


    改良推進基金造成

    7,185

    5,511

    1,674

    実績に基づく補てん額及び補てん率の変更による増額

    後代検定牛経営補償費

    3,920

    2,720

    1,200

    出荷予定頭数の増加、補てん額及び補てん率の変更

    遺伝性疾患検査料金

    1,177

    993

    184

    単価変更

    育種牛血統保留推進費

    1,000

    500

    500


    次世代種雄牛造成スーパー雌牛導入事業

    8,000

    26,670

    ▲18,670

    農家購入分の廃止、試験場分2頭の追加

    標準事務費

    55

    55

    0


    合計

    36,583

    51,695

    ▲15,112

    これまでの取組と成果

    これまでの取組状況


    【事業目標】
    ・「鳥取和牛」ブランドの確立、肉用牛生産の拡大及び生産コストの低減に資するため、肉質及び生産性の向上と斉一化に重点を置いた遺伝能力の改良を進める
    ・「鳥取和牛」ブランドの確立のため、最重点の改良目標を次の7項目とする。
    ア 枝肉規格の4等級以上率 90%以上
    イ 枝肉規格の5等級率 60%以上
    ウ ロース芯面積65cm2
    エ 脂肪交雑8以上
    オ 枝肉重量500kg
    カ オレイン酸含有率55%
    キ オレイン酸含有率以外の肉のおいしさやモモ肉の脂肪交雑

    【取組状況】
    和牛改良委員会で検討された和牛改良方針を基に、種雄牛及び雌牛の改良に着手。種付けから後代検定に至るまで、種雄牛造成に協力していただける畜産農家に補てんや協力費の支払を行っている。


    これまでの取組に対する評価

    ・白鵬85の3や百合白清2等の全国トップクラスの種雄牛が造成されたことにより、和牛王国鳥取復興の兆し有り。
    ・優秀な種雄牛造成が造成されたおかげで県内の雌牛能力も上昇。和牛改良方針の産肉能力改良目標に係る進捗状況についても、オレイン酸含有率以外は順調に向上しており、ロース芯面積、脂肪交雑及び4・5等級以上率はR5目標をすでに達成している。

    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 51,695 0 0 0 0 0 0 51,695 0
    要求額 36,583 0 0 0 0 0 0 36,583 0