(1)鳥取県の和子牛価格は、平成28年より種雄牛「白鵬85の3」「百合白清2」の誕生により、全国平均価格を大きく上回り日本一の市場となった。
(2)この和牛産地としての地位を維持・築いていくためには、引き続き優秀な種雄牛の造成が必要である。
(3)優秀な種雄牛を造成するためには、現状分析と学術的な考え方が必要、及びその体制を整備する必要があるため、「鳥取県産和牛の保護及び振興に関する条例」により、鳥取県は県有種雄牛の持続的な造成や、それに対する財政上の措置を講ずるものとしている。
(4)実際に優秀な種雄牛を造成するためには農家の協力が不可欠であり、経営補償や謝金を支払うことで協力しやすい体制を整備する必要がある。