これまでの取組と成果
これまでの取組状況
ため池決壊による人的被害防止にあたっては、改修等ハード対策のほか、地域住民による適切な保全管理体制構築、危機管理意識の醸成等、ソフト対策の充実を図ることが重要とされており、今後、住民にわかりやすいハザード情報の提示や、自ら考えながらの避難行動、被害を未然に防止するための備えが必要とされる。
本事業では、災害に備えた低水位管理の手法検討、簡易な日常点検や情報共有を実現するための推進事業、ハザード情報の見える化などの取組を進めている。
これまでの取組に対する評価
平常時の保全管理対策として、ため池管理者にも分かりやすい日常管理点検シートの作成、緊急時の点検や情報共有を効率的に進めるための機器整備、ため池決壊時の浸水状況CG作成によるハザード情報見える化対策を行うとともに、鳥取大学との連携による低水位管理検討事業に取り組んでいるが、今後、地域内での避難訓練や防災研修、地区勉強会など、地域防災活動の場での活用を図りながら、地域防災体制の構築に努める必要がある。