1 事業の目的・概要
鳥取県では、除雪機械運転手が減少しており、冬期交通の確保が困難な状況にある。この状況を改善するため、運転に必要な資格取得経費の一部を補助することで、若手の人材を確保し、冬期も安心して暮らすことができる地域づくりを進める。
2 主な事業内容
平成29年度から4ヵ年(ただし、令和2年度は9月末時点まで)の平均申請人数は約100人であったため、100名分を要求
また、1人数当りの交付額が最も多いH29年度は、62.3千円であるため70千円/人を見込む
年度 | 人数(人) | 交付額(千円) |
H29 | 132 | 8,229 |
H30 | 115 | 5,541 |
R1 | 66 | 4,007 |
R2(9月末時点) | 95 | 3,843 |
合計 | 408 | 21,620 |
平均 | 102 | 5,405 |
※R2年度は、交付決定額
70(千円/人)×100(名)=7,000千円
【要求額】
負担金、補助及び交付金 7,000千円
3 背景
○除雪機械運転手の主となる建設業従事者の減少、高齢化を背景に除雪機械運転手確保が難しくなっている。
○H29年度の除雪業者実態調査では除雪機械運転手は最大値で除雪機1台当り1.7人/台となっており、連続除雪が困難な状況となっている。
○1.7人/台については、国、市町村の除雪業務を受託した運転手、及び土木工事に従事した運転手もカウントしているため、実際は1.7人/台を大きく割り込む状況。
○建設産業の縮小に加え、県の除雪直営職員が急激に減少していくため、早急な対応が求められている。
○除雪機械運転手数の確保は、各民間会社の裁量に委ねられており、引き続き、積極的に除雪機械運転育成を支援することが必要である。
○14市町村で間接補助事業を制度化