これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
・既公開施設において、毎年復元建物の再整備1棟、大規模改修1棟を実施する。
・とっとり弥生の王国調査整備活用委員会の指導・助言を得ながら、早期に第1期未整備エリアの整備を完成させる。
<取組状況>
・第1期整備は一部未了範囲を除きほぼ終了。整備未了範囲(仙谷地区及び妻木山地区の一部)について、とっとり弥生の王国調査整備活用委員会の指導、助言を得ながら整備、活用のあり方を検討している。
・整備後約20年が経過し、経年劣化により倒壊等のおそれがある復元建物については状態を監視しながら順次再整備を行い、安全に見学、活用ができる環境を維持している。
・復元建物は日常的な点検によって状態を注視しながら、適時維持管理作業員による小修繕(指定管理者による作業)を行い、経年劣化による損傷を最低限に抑制するとともに、公園景観を適切に維持している。
これまでの取組に対する評価
<評価>
・第1期整備範囲は年次計画に沿って整備を進め、平成23年度にグランドオープン(未整備エリアを除く)を迎えた。
・豊かな自然環境に囲まれた弥生時代のムラの景観を復元整備し、そのフィールドを舞台として様々な体験活動等活用事業を実施しており、年間約35,000人前後の方が史跡公園に来園している。
・現在は、既公開地区の改善を検討し、追加的な整備を行って、来園者がより快適、安全に活動できる環境を整えている。
<課題>
・既整備箇所(復元建物等)の適切な維持管理と経年劣化に伴う再整備。
・第1期整備未施工箇所及び第2期整備の整備活用方針等についての検討、施工。特に、仙谷地区墳丘墓は新たな首長墓の発見もあって注目度が高いが、整備方法等が未決定のため発掘調査終了後仮保護の状態となっており、保存・公開に向けて早急に整備方針決定、施工が急務。
・雨天等悪天候時でも団体の来園者(観光・教育旅行)の受け入れ、体験活動が可能な施設の整備、拡充。