1 事業の目的・概要
犯罪鑑識捜査、警察署以下の鑑識用消耗品、警察犬の運用等、鑑識活動運営に要する経費及び鳥取県指紋情報管理システムの運用経費
2 主な事業内容
≪標準事務費以外≫ 14,310千円(16,668千円)
(1)【職員人件費で要求】指紋システム入力作業及びDNA鑑定支援に当たる会計年度任用職員の報酬等 0千円(0千円)
(2)犯罪鑑識捜査報償費 50千円(50千円)
(3)嘱託警察犬出動謝金、嘱託警察犬借上謝金、嘱託警察犬指導手会議等出席旅費 712千円(732千円)
(4)科学捜査のための鑑定機器保守委託経費 13,405千円(13,389千円)
(5)日本法科学技術学会等各種学会負担金 143千円(143千円)
(6)(終了)顕微分光光度計用Yファイバー 0千円(242千円)
(7)(終了)直轄警察犬指導手育成経費 0千円(2,112千円)
≪標準事務費≫ 94,553千円(96,696千円)
(1)【枠外】指紋情報管理システム賃借料 51,192千円(51,192千円) ※H30当初債務負担行為
(2)【枠内要求へ】直轄警察犬指導手育成経費 480千円(0千円)
(3)犯罪鑑識等の鑑識活動や科学捜査研究所における鑑定等に必要な消耗品等に要する経費 42,881千円(45,504千円)
※( )内は、前年度当初予算額
3 前年度からの変更点
(1)直轄警察犬指導手育成経費を「委託料」から「使用料賃借料」へ変更。(令和3年度は直轄警察犬候補犬を借り上げ、指導手が自主トレーニングを実施)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
客観的証拠による的確な立証を図り、犯罪の悪質化・巧妙化等に対応するため、関連資機材を整備するとともに、現場鑑識活動の更なる徹底及び科学捜査の高度化を推進する。
【取組状況・改善点】
〇 犯罪発生時には、早期に現場臨場し、客観証拠物を適正な方法で収集確保し、迅速・的確に科学鑑定を行うことが重要である。 そのためには、現場鑑識活動の更なる徹底及び科学捜査の高度化を推進すべく、関連資器材の整備を進めている。
〇 毎年度、似顔絵作成コンクール、隔年で、鑑識技術コンクール、現場鑑識競技会をそれぞれ開催しているほか、指掌紋鑑定、足跡鑑定、DNA型鑑定、薬毒物鑑定、ポリグラフ検査、犯罪者プロファイリングを実施している。
〇 各種学会への参加により、新たな鑑定方法を取得し、科学鑑定に役立てている。
これまでの取組に対する評価
〇 現場鑑識活動に適した装備資器材を開発・改良するため、鑑識技術コンクールを継続して開催する必要があるほか、採取資料の適正な立証措置等現場鑑識活動全般にわたる幅広い教養を行うとともに、捜査員の鑑識技術の向上と鑑識専務員の育成を目的として、似顔絵作成コンクール及び現場鑑識競技会を継続して開催する必要がある。
〇 客観証拠の重要性が益々高まっていることから、高度な科学鑑定の活用をより一層推進していく必要があるほか、より効率的で合理的な捜査を推進するため、科学的見地に基づく犯罪者プロファイリングを推進していく必要がある。
〇 鑑定機器を有効活用し、迅速・適正な鑑定業務を推進する必要がある。