1 事業の目的・概要
刀剣女子など、コアな刀剣・歴史のファン層が生まれる一方で、人気アニメを通じて、全国で刀や鬼にまつわるスポットを巡る家族連れや幅広い年齢層も発生していることから、本県としても文化財の発信や観光周遊への取り込みを図ることとし、本県の有する文化財や観光素材を活用したフォーラムや県内周遊イベント、受け地造成を進める。
2 主な事業内容
(単位:千円)
| 細事業名 | 内容 | 要求額 |
1 | 名刀古伯耆物フォーラム | 【コアな刀剣ファン層向け】
刀剣専門家、刀剣女子による日本刀の魅力を語るフォーラムの実施
| 622 |
2 | スタンプラリーの実施 | 【家族連れなど、刀や鬼に関心を持ち始めた層向け】
県内の刀や鬼にまつわるスポットの周遊スタンプラリーの実施(刀剣収蔵施設や日南のたたらなど日本刀や伯耆町の鬼関連に関連するスポットなど) | 2,000 |
3 | ツアー造成、受地整備の補助 | 刀剣や鬼にまつわるスポットを巡るツアー造成や、体験メニュー作りに対する旅行社・県内受地向け補助金の創設
補助率1/2
上限500千円
実施主体:県内の市町村、観光協会等
| 2,500 |
4 | 調査研究 | 印賀鋼、古伯耆物等刀剣類の分析及び調査を行う。 | 1,159 |
合計 | 6,281 |
3 これまでの取組・背景
平成29年度から、鳥取県中西部を中心に伯耆国「大山開山1300年祭」事業を展開し、プロジェクトの1つでもある「『大山』の恵みを感じるプロジェクト」では、「日本刀」、「たたら」をテーマに大山の歴史・文化を発信してきた。
- また平成29年、春日大社が所蔵する太刀に「古伯耆物」があることが判明し大きな話題となった。これを契機に、令和元年12月28日から春日大社において『最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展』が開催され、鳥取県も展示やイベント開催などに協力をしてきた。
- こうした流れを受け、令和2年度には日南町美術館において『古伯耆物の系譜〜伯耆における刀剣の歴史〜』を開催し、県内の方々にも知っていただく機会を設けることができた。
- 刀剣女子など、コアな刀剣・歴史のファン層が生まれる一方で、人気アニメを通じて、刀や鬼にまつわるスポットを巡る家族連れや幅広い年齢層も発生していることから、本県としても文化財の発信や観光周遊への取り込みを図りたい。