1 事業の目的・概要
県内の高等教育機関の学生の県内就職・定着を推進するため、学生と企業や高校生等との交流の取組を促進する。
具体的な取組としては、「学生と企業の交流促進事業」及び「とっとり元気企業どこでも交流会」を実施することで、県内企業や地域の良さを知る機会を創出する。また、これらの事業を円滑に進めるため、企画・調整・実施ができる人材として、コーディネーターを1名基幹大学である鳥取大学に配置する。
2 主な事業内容
(単位:千円)
| 細事業名 | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 学生と企業の交流促進事業 | 学生の県内企業との交流等の機会を創出する。(補助率1/2) | 400 | 650 | |
2 | 学生の県内就職フォーラム | 本事業での活動内容を広く周知するとともに、連携した取り組みを強化し、学生や教員の機運の醸成および県民への発信のためにフォーラムを開催する。(補助率1/2) | 0 | 150 | ・事業廃止 |
3 | コーディネーター人件費 | 学生の県内就職・地元定着の促進を図るため、事業を推進するコーディネーターを基幹大学である鳥取大学に配置する。(補助率1/2) | 3,067 | 3,086 | |
4 | とっとり元気企業どこでも交流会 | 翌春に向けた就活が一段落する秋に、本格的な就活に入る前の低年次の学生や高校生を主対象として、オンラインによる大規模・集中的な県内企業の見学・交流会を開催し、早い段階で県内企業を知り、将来これを就職先の一つとして考えられるようにする。(補助率1/2) | 800 | 0 | ・前年度は別事業「STOP若者流出!プロジェクト」事業(ふるさと人口政策課計上)で対応
・事業内容を組み換え |
合計 | 4,267 | 3,886 | |
背景
・鳥取大学では、県内の高等教育機関、自治体、企業等と協働し、平成27年度から5年間に渡り、地域の雇用創出や大学生等の地元定着を図ることを目的とした「COC+事業」(※)に取り組んできた。(※)地方の大学等が、地元の高等教育機関、自治体、企業等と協働し、地域志向人材を育成する独自の教育プログラムを実施するとともに、地元企業でのインターンシップを充実すること等により若者の地元定着を促進するのを支援する、文部科学省の補助事業「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」のこと。平成29年度まで行われていた「地(知)の拠点大学整備事業(Center of Community(COC)事業)」を発展させたものであることから「COC+事業」と略称される。
・「COC+事業」では、地域志向人材を育成するための教育プログラムの開発や地域課題解決に取り組む共同研究支援事業および県内企業へのインターンシップ事業等を行ってきたが、昨年度末で事業終了を迎えた。
・鳥取大学では、「COC+事業」の成果を継続・発展させ、引き続き県内高等教育機関、自治体、企業等が連携・協力して、地域創生人材の育成と県内定着を推進するための協定を令和2年6月2日に締結した。
・これら事業を実施するため、県は、令和2年度当初予算から、事業費及びコーディネーター人件費の一部を計上している。