〇令和3年度によりん彩開設から20年を迎え、令和4年度には倉吉市で日本女性会議が開催されるなど大きな節目を迎えている。
これらを契機に男女共同参画に関する機運を高めるとともに、これからの10年、20年に向け、様々な形で男女共同参画社会の実現に
向けた理解者を増やしていく取り組みが求められている。
よりん彩開設当時から活動してきた団体の減少やメンバーの高齢化などにより団体活動やセミナー参加者が固定化してお
り、新たな活動団体や次世代を担う若者世代を取り込んで行く必要がある。
〇「社会通念」「職場」「地域」など様々な分野で「男性優遇」と感じている人は多く、固定的な性別役割分担意識や、無意
識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)は依然として存在しており、様々な場(職場、地域、家庭、学校等)において男女共
同参画推進の障壁となっている。
[数値目標の達成状況]
項目 | 策定時 | 現状 | 目標 |
「社会通念・慣習・しきたり」などにおいて男女の地位が平等であると考える割合 | 11.5%(H26) | 11.7%(R1) | 50%以上(R1) |
[令和3年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査結果](内閣府男女共同参画局)
・性別に基づく思い込みの36の測定項目について、1つでも「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した者の割合:76.3%
・「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」という言葉の認知度:21.6%
〇コロナ禍の影響により、不安や困難を抱えるまたは孤立している女性が全国的に増えている状況から、そのような女性を支
援する団体への活動を拡大・活性化する必要がある。
〇 活動支援補助金の要件拡大
よりん彩開設当時から活動してきた団体の減少やメンバーの高齢化等による活動やセミナー参加者の固定化し、近年補助金交付件数が減少している。このため、交付要件の見直しを行ない、新たな活動団体や次世代を担う若者世代を取り込み男女共同参画への理解者を増やしていく。
〇 アンコンシャス・バイアス等の解消に向けた普及啓発
固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)を自分事として捉えられるセミナーや県民参加型の募集企画を実施することで、若い世代を中心とした幅広い層への男女共同参画の関心の増大を図る。
〇 女性支援団体つながりサポート事業
コロナ禍の影響により不安や困難が増している女性への支援を広げ、強化するため、女性への支援や男女共同参画に関する活動をする団体(女性支援団体)への活動サポートを行う。