これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
本県産業を支える基盤の一つとして「DXの産業インフラ化」を進め、「鳥取県産業振興未来ビジョン」の目標達成に寄与する
(令和4年度目標)
「とっとりDXラボ」参画団体数 110社
カスタム型デジタル変革推進補助金の活用事業者数(年度内完了事業者数) 40社
<取組状況・改善点>
〇「とっとりDXラボ」
・平成29年11月に県内企業への先端技術導入を促進する「とっとりIoT推進ラボ」を設置し、先端ICT技術の導入に向けた支援の充実や各支援機関等との連携強化等に取り組んできた。
・令和3年には「とっとりDXラボ」に改組し、ニーズが高まってきたDXの推進に比重を移してきた。現在までに103事業者・団体が参加している。
○県内企業DX導入加速化事業
・令和3年6月補正予算において、DX導入を加速化するとともに企業内のDX活用人材育成を同時に進める新たな支援制度を創設。製造業向けの「県内製造業・発展的DX導入事業」については5件、業種を指定しない「県内企業・DXトライアル事業」については3件を採択し、県内企業への横展開につながるモデル事例として支援を実施した。なお「県内企業・DXトライアル事業」については、今年度内にさらに5件の採択を検討している。
○小規模事業者のデジタル導入による生産性向上事業
・令和3年当初予算において、小規模事者がデジタル活用により経営力・生産性の向上を実現する具体的なイメージを醸成するため、IT・経営指導の専門家の支援のもと3社のモデル構築事業に取り組んでいる。
これまでの取組に対する評価
○平成29年11月に県内企業への先端技術導入を促進する「とっとりIoT推進ラボ」を設置した。経済産業省の「地方版IoT推進ラボ」に選定され、県内外のIoT専門家を中心とした先端技術導入支援、人材育成支援等の取組を進めてきた。
○令和3年6月補正予算において措置した「県内企業DX導入加速化事業(補助金)」は、事業者内の人材育成経費も補助対象に含め、システム等投資と人材育成を一体的に進めることができる補助金として活用されている。製造業向けの「県内製造業・発展的DX導入事業」では、生産管理工程の見える化、企業内各部門の情報管理一元化、受注から請求までの一連の事務のデジタル化等、全社規模でのDX導入を支援し、業種を指定しない「県内企業・DXトライアル事業」では、個人管理資料の共有化、顧客から受けた紙資料の電子化など、業務改善的なDX導入を支援することができた。
○小規模事業者に対しては業種を絞り込んで専門家の支援のもとモデル構築に取組み、デジタル活用の具体的なイメージを醸成し、それぞれに最適なデジタル活用事例につなげることができた。