これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
平成29年度までは、女性消防団員は増加傾向にあったが、30年度以降は減少傾向にあるため、女性団員数の維持、増加を推し進める。
<過去の実績>
平成27年度:158名→平成28年度:172名→平成29年度:174名→平成30年度:170名→令和元年度:163名→令和2年度:153名
【取組状況・改善点】
○防災・危機管理対策交付金の創設(平成21年度)
[当初予算計上額:30,000千円]
・平成21年度当初予算において、市町村交付金から抜き出し、「鳥取県防災及び危機管理に関する本条例」の制定に基づく財政支援措置として「鳥取県防災・危機管理対策交付金」として創設
○交付金の増額(平成21年度)
[6月補正予算計上額:12,500千円]
・市町村が実施する事業費の増加に伴う措置として交付金を増額
○算定方法の見直し(平成22年度)
[当初予算計上額:42,500千円]
・○東日本大震災枠を追加(平成24年度)
[当初予算計上額:62,500千円]
・東日本大震災の教訓をふまえた対策を促進するため、東日本大震災枠20,000千円を上乗せ
○制度の抜本的な見直し(平成25年度)
[当初予算計上額:62,500千円]
・平成23年度実施の「鳥取方式の地域消防防災体制検討事業」や平成24年度実施の有識者会議、選定地域での防災ワークショップ、市町村との意見交換会をふまえ、交付金制度の抜本的な見直しを実施
○県民活動枠を追加(平成26年度)
[当初予算計上額:62,500千円]
・防災・減災に対する県民意識の醸成や県民運動の展開を促進させるため、防災及び危機管理に役立つ行動を住民全体に定着させる運動の推進事業を交付対象に追加。
○局地的豪雨災害枠を追加、県民活動枠を見直し(平成27年度)
[当初予算計上額:62,500千円]
・東日本大震災枠を、局地的豪雨災害枠均等割に変更し、局地的豪雨災害に備え、障がい者への配慮も含めた防災対策を推進する事業を交付対象にするとともに、県民活動推進枠を県民活動・女性防災活動推進枠に変更し、女性が防災活動に参画しやすい環境の整備に関する事業を交付対象に追加。
○緊急情報伝達枠を新設、局地的豪雨災害枠を見直し(平成28年度)
[当初予算計上額:68,500千円]
・災害等発生時の緊急情報を、住民に分かりやすく迅速かつ的確に伝達する優れた取組を促進させるため、緊急情報伝達枠を新設。
・局地的豪雨災害を含めた豪雨災害に的確に対応するため、局地的豪雨災害枠を豪雨災害枠に見直し。
○競争性を持たせるため一本化(平成29年度)
[当初予算計上額:68,500千円]
・県による政策誘導効果と取組の質をより一層高めるため、平成28年度から設けた緊急情報伝達枠と、豪雨対策枠、県民運動・女性防災活動推進枠を一本化し、優れた取組に重点的に交付するよう見直し。
〇(平成30年度)
[当初予算計上額:68,500千円]
・事業割の消防団を強化する事業において、女性消防団員数の増加を目指すため、女性消防団員の人数に応じて加算するよう見直し。
○(令和元年度)
[当初予算計上額:68,500千円]
・平成30年度から変更なし
〇(令和2年度)
[当初予算計上額:68,500千円]
・特別事業の予算が余った場合は、調整枠の予算へ加算しないよう規則を改正。県の政策誘導効果を発揮させるため、特例加算制度を創設
これまでの取組に対する評価
市町村の防災・危機管理対策に対する政策誘導効果を発揮することができた。
具体的には、住民参加型の地区防災マップの作成、防災訓練の実施、地域防災指導員の養成、避難行動要支援者への支援、住民の防災活動資機材の整備(災害用緊急電話、避難所の発電機、表示板、仮設トイレ、防災活動用ラジオ、懐中電灯、担架、備蓄物資)等の事業実施が拡充され、住民による地域の実情を踏まえた防災体制構築の取り組みが促進された。
○自主防災組織率が上昇(平成26年度:78.8%→平成27年度:80.4%→平成28年度:82.0%→平成29年度:83.8%→平成30年度:85.7→令和元年度:88.1%(全国平均 84.1%))→令和2年度:92.3%(全国平均84.3%)