これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○事業目標・取組状況・改善点
【事業目標】
消防法令で定められた免状交付事務、法定講習の的確な実施を通じて、危険物の保安、消防設備の整備を推進し、公共の福祉の増進を目指す。(数値目標にはなじまない。)
【取組状況】
1 免状交付事務
危険物取扱者免状、消防設備士免状の交付事務及び写真書換え未了者への通知を実施。
【免状交付状況(令和2年度)】
○危険物取扱者免状
新規:422件、再交付:59件、書換(写真以外):10件、
書換(写真):525件、未了者通知:718件
○消防設備士免状
新規:160件、再交付: 1件、書換(写真以外):0件、
書換(写真):66件、未了者通知:64件
2 法定講習の実施
(1)危険物取扱者保安講習
鳥取県危険物保安協会連合会は財団法人全国危険物安全協会の下部組織であり、県内で当該事務を委託しうる県内唯一の団体である。
平素から危険物関係法規の徹底や関係行政機関への協力を行っており、業務委託により、消防法に基づく危険物取扱者保安講習が適切に実施されるとともに、県としての事務処理の効率化が図られている。
H30 受講受付数 714人
R01 受講受付数 682人
R02 受講受付数 685人
(2)消防設備士講習
一般社団法人鳥取県消防設備協会は、消防法に基づく消防設備士の資質向上のための法定講習を行うことができる県内唯一の団体である。
当該事務を委託することで、消防設備士の技能の維持が適切に図られるとともに、県としての事務処理の効率化も実現されている。
H30 受講受付数 257人
R01 受講受付数 246人
R02 受講受付数 269人
3 危険物保安功労者の表彰及び危険物保安意識啓発事業
(1)表彰
H30 6名
(保安功労者:1名、優良事業所:2事業所、優良取扱者3名)
R01 6名
(保安功労者:1名、優良事業所:2事業所、優良取扱者3名)
R02 6名
(保安功労者:1名、優良事業所:2事業所、優良取扱者2名)
(2)その他(普及啓発等)
ポスターを掲示するなどして、危険物保安の重要性を広く啓発するとともに、新聞の県政お知らせ欄において危険物取扱者及び消防設備士の国家試験を案内した。
【改善点】
・免状交付事務:10年ごとの写真書換えの未了者が多いため、平成20年度から案内通知を送付している。
・法定講習:受講予定者が確実に受講するよう、事前に案内を送付するなど対策が必要。多数が受講する危険物取扱者保安講習では、令和4年度からリモート講習の段階的な導入を推進する。
・その他(普及啓発等):適時・的確な広報、功労者への表彰等により啓発活動を推進している。
これまでの取組に対する評価
1 免状交付事務
当該事務は、委託先において適正に実施されるとともに、書換時期の管理も適切に実施され、書換未了者に対する適時の通知も行われている。
2 法定講習の実施
当該事務は、委託先において適正に実施されるとともに、法定講習の受講時期の管理も適切に実施され、受講予定者に対する適時の通知も行われている。
3 危険物保安功労者の表彰及び危険物保安意識啓発事業
危険物保安功労者等の表彰については鳥取県危険物保安協会連合会を通じて各保安協会から推薦により、毎年受賞者を表彰している。長年にわたり保安に努めてきた事業者の労に報いるとともにさらなる保安の確保に向けた原動力にもなっている。
また、県民に対するポスターなど広報媒体を使用した意識啓発により、県内では危険物の保安が維持されている。