これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
エイズや性感染症に関して、機会を捉えた啓発を引き続き実施する。また、医療体制充実のため、医療従事者の研修派遣等を引き続き実施する。
<取組状況>
1.正しい知識の普及啓発
○HIV検査普及週間(6月1日〜7日)
○性感染症予防キャンペーン(7〜9月)
○世界エイズデーキャンペーン(12月1日前後)
(1)啓発方法
・新聞、テレビ、ラジオ、チラシ、ポスター等による広報
・街頭キャンペーン
・中学校・高校等への出前説明会
・パネル展示
(2)高校や大学の学校祭での啓発(出張検査も併せて実施)
2.検査・相談体制の充実
○普及啓発の強化期間に検査時間を拡大(夜間・休日検査)
○高校や大学の学校祭及びイベントにおける出張検査を実施
○保健所職員等の研修派遣…(R1実績)エイズ対策担当者 2名
3.医療体制の充実
本県エイズ医療体制の充実を図るため、以下3病院を拠点病院として指定。
・エイズ治療中核拠点病院…鳥大病院
(H22.3月指定。H6.10月〜H22は「拠点病院」として指定。)
・エイズ治療拠点病院…
県立中央病院(H6.10月指定)
米子医療センター(H22.3月指定)
○エイズ診療従事者の研修派遣…(R1実績) 8名
(R2は新型コロナ感染拡大のため、実績なし)
○県下3病院にHIV感染予防薬を配置し、針刺し事故後のHIV感染防止体制を整備。
これまでの取組に対する評価
○関係機関との連携によるキャンペーンを実施。
<関係機関>
小・中・高校生ボランティア(出張教室を併せて実施)、
社会活動団体等
<世界エイズデー街頭キャンペーン参加ボランティア数>
・H27年度・・・159人
・H28年度・・・204人
・H29年度・・・280人
・H30年度・・・55人
・R1年度・・・43人
・R2年度・・・キャンペーンの実施なし
※H30年度以降は倉吉・米子保健所のみの人数
○普及啓発の強化期間に積極的に啓発を行い、また夜間・休日検査等を実施し、受検者数の増加を図っている。(R2年度は夜間・休日の検査は実施なし)
○しかしながら、近年、本県ではエイズを発症してから診断されるケースが続いている。HIV感染の早期発見・早期治療によりエイズ発症を遅らせることができるため、より多くの方が受診できるよう、保健所検査の受検啓発が必要である。
○本県ではHIV・エイズの症例は少ないが、HIV感染予防薬の配置に関連して、県内医療従事者のHIV/エイズ診療意識が高まっており、研修派遣者(参加希望者)も増えている。
○全国的には、HIV・エイズ、性感染症ともに20〜30代での発生が多く、本県も今後も継続して若年層に対する正しい知識の普及啓発を行っていくことが重要である。