これまでの取組と成果
これまでの取組状況
麻薬等の薬物の製造及び販売に関わる者への指導・監督、及び使用する者への適正使用への理解促進と普及啓発等を行うとともに、麻薬中毒者への措置入院を行う。
薬物の乱用のない社会となるよう、危険ドラッグ等の薬物の規制取締、啓発活動等を行う。
〇麻薬業務所における麻薬の適正使用の徹底を図った。
〇薬物相談業務を実施することにより、乱用者に薬物を断ち切る機会を提供している。
〇毒物劇物営業者に対し、毒物劇物の適正な保管管理・廃棄等を指導することにより、毒物劇物による危害防止を未然に防止する取組を行っている。
〇鳥取県薬物の濫用の防止に関する条例を改正した。
〇全国一律の規制強化を求め、国(内閣府、厚生労働省)に要望を行った。
〇兵庫県、京都府の危険ドラッグ規制担当課と連携を図るための実務者会議を開催し、危険ドラッグ販売店の情報共有等を行っている。
〇県政だより、テレビCM、新聞広告、ホームページ等で条例改正の周知を行った。
〇薬物乱用防止指導員に対して条例改正の概要を説明し、啓発活動への協力依頼を行った。
〇県と県警合同で街頭キャンペーンを実施した。
〇危険ドラッグ監視パトロールを実施した。
〇危険ドラッグ撲滅対策本部会議を開催した。
〇知事指定候補薬物の指定を行った。・中学校、高等学校等で、薬物乱用防止指導員が薬物乱用防止を啓発する際に使用する「紙芝居」を作成した。
○救急告示病院に対して、違法ドラッグを使用していると思われる患者を診察した場合に、情報提供していただくよう通知した。
○鳥取県薬物濫用対策推進計画を策定した。(H31.4〜第二期策定)
○「ダメ。ゼッタイ。」普及運動とっとり大会を開催した。
これまでの取組に対する評価
麻向法による麻薬取扱者(麻薬管理者、麻薬施用者等)及び覚醒剤取締法による覚醒剤原料取扱者の免許交付や、麻向法による麻薬業務所(医療機関)への監視指導の実施、毒物劇物取締法による毒物劇物営業者(販売業者、製造業者等)の登録や施設への監視指導の実施等を行っており、事犯の防止及び法の適正な運用へ貢献している。
麻薬中毒者に対し、精神保健指定医の診断、治療が必要な場合の医療の提供、適正な入院期限と退院日を決める麻薬中毒審査会の開催など、麻薬中毒者の入院措置にかかる業務も行い、麻薬中毒者の治療の手助けをしている。
鳥取県では、全ての危険ドラッグを許さないという強いメッセージを発信することにより、県民の啓発はもとより、インターネットの危険ドラッグ販売店に対する警告効果も現れている。
危険ドラッグの流通量は激減しているが、シバガスの様な新たな危険ドラッグの出現や、大麻の乱用者増加などの問題が発生しており、引き続き薬物乱用に対する規制や啓発活動を行っていかなければならない。
今後は、若年層による大麻の乱用防止に重点を置いて啓発を行っていく。