(1)8020運動推進事業 (生涯を通じた歯科保健対策)
〇むし歯や歯周病等の歯科疾患は、予防が可能にも関わらず有病率がとても高い。
有病者率:40歳代 むし歯,99.2%、歯周病,31.1% (出典:H28県民歯科疾患実態調査結果)
〇歯の病気の通院率は男性3位、女性4位と高い通院率を示しており、歯科疾患の予防対策が喫緊の課題である。
傷病別通院率:(出典:R1年国民生活基礎調査)
1位,高血圧(男女)
2位,糖尿病(男)、脂質異常症(女)
3位,歯の病気(男)、眼の病気(女)
4位,眼の病気(男)、歯の病気(女)
5位,脂質異常症(男)、腰痛症(女)
〇生涯を通じた歯科疾患(むし歯・歯周病)予防を強化し、歯の喪失予防のため、県民への歯科保健知識等の普及を図る。
(2)むし歯予防フッ化物洗口事業〜つよい歯つくるサードステージ〜 (幼児期、学齢期の歯科保健対策)
〇鳥取県は全国に比べ、学齢期のむし歯が多い傾向にある。
〇先行してフッ化物洗口を実施している日野町では、むし歯罹患率が低い傾向にある。(H11年度〜)
〇永久歯は、生え立てから1〜3年が最もむし歯にかかりやすいため、永久歯の萌出と同時にフッ化物を利用し強い歯質をつくることが効果的なむし歯予防法である。(生えかわりは15歳くらいまで)
〇学齢期のむし歯予防対策として、小中学校におけるフッ化物洗口の普及推進を図る。
〇児童養護施設等を対象に入所者等の歯科保健意識の向上と予防推進を図る。
(3)歯と口腔の健康づくり推進事業 (学齢期、成人期、高齢期における歯科保健対策)
(4)県民歯科疾患実態調査
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〇幼児から高等学校までは母子保健法・学校保健法により、歯科検診が義務付けられているため歯科疾患罹患状況を把握できるが、成人期・高齢期の歯の健康状況を把握する機会は無い。
〇平成30年度に策定した健康づくり文化創造プラン(第三次)の鳥取県歯科保健推進計画の評価をするための基本資料が必要。