これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 救急救命士病院実習受入促進事業
救急救命士が行うことができる医療行為の拡充に伴う対応を図るため、事業実施病院に指導医等の経費の補助を行い、受入体制の確保を図っている。
2 周産期母子医療センター運営事業
県立中央病院は東部圏域の周産期医療の拠点施設として、内科的基礎疾患や合併症のあるハイリスクな妊産婦と胎児の生命を守るため、MFICUとNICUを機能的に一体化した地域周産期母子医療センターを運営している。
3 鳥取県鍼灸マッサージ師講習会補助事業
県内のあん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師の資質の向上を図ることを目的として補助を行っている。
4 休日等歯科診療所運営事業
休日昼間の歯科診療体制確保のため、市町村等が地区歯科医師会に委託して運営するものに補助を行い、歯科救急体制の確保を図っている。
<R1実績>
診療日数:東部79日、中部75日、西部76日
診療延患者数:東部880人、中部331人、西部1,052人
<R2実績>
診療日数:東部70日、中部70日、西部71日
診療延患者数:東部617人、中部215人、西部669人
5 中部小児救急医療支援事業
中部地区において、小児救急医療体制の確保を目的とし、
補助を行い、休日に県立病院で当該医療圏の小児科開業医が輪番制方式で小児救急医療の提供を行っている。
<R1実績>
診療日数:74日
診療延患者数:941人
<R2実績>
診療日数:70日
診療延患者数:355人
これまでの取組に対する評価
1 救急救命士病院実習受入促進事業
救急救命士が各種の救急救命処置を行えるようになるためには医療機関での実習が必要だが、経費的・人的に病院の負担になっている場合がある。そのため、当事業は救急救命士の増員に効果的である。
2 周産期母子医療センター運営事業
近年増加している高齢妊娠、多胎妊娠、極低出生体重児などリスクを伴う妊娠・出産について、的確に対応している。なお、平成30年12月より、県立中央病院が新病院として稼働(MFICU、NICU、及びGCUの病床数が増加)していることから、当事業の果たす役割はより一層大きくなる。
3 鳥取県鍼灸マッサージ師講習会補助事業
年4回の講習会を開催する経費として活用しており、あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師の資質向上が期待される。
4 休日等歯科診療所運営事業
本事業を実施することにより、県内の東部・中部・西部地区において、休日の歯科診療が確保できることから、住民が身近な地域で適切な医療を受けることができる医療体制の整備に貢献している。
5 中部小児救急医療支援事業
中部地区における小児救急医療の提供に貢献できている。
小児救急医療体制の確保のためには、今後も継続して事業を実施する必要がある。