1 事業の目的・概要
元県立東部・中部健康増進センター財産の維持管理を行う。
◆元東部健康増進センター
(所在地)鳥取市松原343
◆元中部健康増進センター
(所在地)東伯郡湯梨浜町南谷528−1
◆施設維持管理費
区分 | 事業内容 | |
東部 | 〈委託料〉
機械警備、電気工作物点検・保守、消防設備点検・保守 | |
中部 | 〈委託料〉
機械警備、電気工作物点検・保守、消防設備点検・保守 | |
標準事務費 | 光熱水費、電話料、草刈業務委託(健康政策課管理運営費対応) | |
合計 | |
2 主な事業内容
(1)元東部健康増進センター
(経緯・現状)
平成11年3月末に健康増進センター事業を廃止し、その後は未利用。未利用状態が長く、老朽化が著しい。
平成21年度に隣接施設から建物の有償譲渡の打診があり、平成22年度中の有償譲渡に向け検討中であったが、東日本大震災の影響で購入計画は白紙となった。
現在は、一部の空き部屋に新型コロナ備蓄用の個人防護具、マスク等を一時的に保管している。
同敷地内のテニスコート等の敷地は原子力安全対策課が原子力防災支援基地として、その部分のみ同課に所管替え済み。
(今後の対応)
財産の利活用、管理を含め、県有施設・資産有効活用戦略会議で有効な方策等の検討をすすめるとともに、必要な施設の維持管理を行う。
(2)元中部健康増進センター
(経緯・現状)
平成12年3月末に健康増進センター事業を廃止し、その後は土地・建物の一部を湯梨浜町と鳥取県保健事業団に貸付を行ってきた。(湯梨浜町:無償貸付、保健事業団:有償貸付)
平成22年3月末に湯梨浜町が平成29年7月末に保健事業が退去。
平成30年2月から鳥取県教育文化財団に1階部分を有償貸付け(当面貸付の希望あり)
体育館、管理・検査棟2階の部分が未利用となっており、現在は新型コロナ備蓄用の個人防護具、マスク等を一時的に保管している。
(今後の対応)
財産の利活用、管理を含め、県有施設・資産有効活用戦略会議で有効な方策等の検討をすすめるとともに、必要な施設の維持管理を行う。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〈元東部健康増進センター〉
(1)平成11年3月末廃止
(2)廃止後、国庫補助金返還の問題があり、財産処分はもとより施設の有効活用について、積極的に検討されていなかった。
(3)未利用となっている施設について、不動産鑑定を実施し、現在の施設の適正評価を行い売却手続きが可能となるよう進めた。
不動産鑑定実施(平成21年11月)
財産評価審議会(平成22年2月)
(4)入口付近のテニスコート等の敷地は原子力安全対策課が原子力防災支援基地として所管替え済。
(5)現在は、一部の空き部屋に、新型コロナ備蓄用の個人防護具、マスク等を一時的に保管している。(令和3年度11月時点)
〈元中部健康増進センター〉
(1)平成12年3月末廃止
(2)廃止後、施設は介護予防の拠点づくりとして、一階部分を湯梨浜町に無償で貸し出し(はわい元気村)、また二階部分を保健事業団に検診業務利用として有償貸し出ししていたが、湯梨浜町は平成22年3月末で撤退、保健事業団は平成29年7月末で撤退。平成30年2月より教育文化財団に貸し出し。
(3)未利用となっていた体育館、管理・検査棟2階部分に、現在は新型コロナ備蓄用の個人防護具、マスク等を一時的に保管している。(令和3年度11月時点)
これまでの取組に対する評価
〈元東部健康増進センター〉
・国庫補助施設の目的外利用による補助金返還の問題もあり、施設の有効活用が積極的に検討されていなかった。
・建物はかなり老朽化し、景観的にも問題がある。
・建物も一部腐敗が進行しており、危険な状態であることから、早期に解体を行い、更地にした上で適正価格での売却が望ましい。
〈元中部健康増進センター〉
・平成12年3月末の施設廃止以降、施設を貸し出し有効活用を行ってきたため、施設はある程度利用可能な状態に維持されていたが、湯梨浜町が撤退後の未利用部分の老朽化が著しく実際使用するにはかなりの修繕が必要な状況となっている。
・冷暖房設備、温泉給湯設備等については、老朽化のため利用にあたっては更新が必要。特に配電設備は早期の更新が必要な状況。
・未利用となっている体育館等かなりの修繕は必要だが、可能であれば有効活用が望ましい。