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令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:児童福祉費 目:児童福祉総務費
事業名:

子どもの心の診療ネットワーク整備事業

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福祉保健部 子ども発達支援課 - 

電話番号:0857-26-7865  E-mail:kodomoshien@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和4年度当初予算額 10,744千円 1,577千円 12,321千円 0.2人 0.0人 0.0人
令和4年度当初予算要求額 10,744千円 1,577千円 12,321千円 0.2人 0.0人 0.0人
R3年度当初予算額 10,816千円 1,584千円 12,400千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:10,744千円  (前年度予算額 10,816千円)  財源:国1/2 

一般事業査定:計上   計上額:10,744千円

事業内容

1 事業の目的・概要

発達障がい、不登校等子どもの心の問題に対応するため、鳥取大学医学部附属病院を拠点病院と位置付け、医療、保健、福祉、教育等のネットワークの充実、子どもの心の問題に対応できる医師や支援者の養成及び県民への理解啓発を行う。

2 主な事業内容

(単位:円)
 
 事業名
 内容
 要求額
前年度
予算額
前年度からの変更点
 
子どもの心の診療ネットワーク事業(鳥大附属病院)・拠点病院内に事業推進に係る推進室を設置(臨床心理士2名を配置)
・子どもの心に関する情報収集、研修、講演会等の開催事務
・医療と保健福祉等関係分野の連携について協議するネットワーク会議の開催
・鳥取大学医学部において、事業の内容について企画・検討する学内ミーティングを開催
・小学校等での対応困難事例について、スーパーバイズできる臨床心理士の派遣
 7,633
 7,633
 
子どもの心を支えるスタッフスキルアップ事業
(鳥大附属病院・県)
【鳥大附属病院】
〇子どもの心の診療と支援に関する医学講座
子どもの心の問題について理解を深める医学講 座を開催する。
〇子どもの心を支える支援者スキルアップ研修
福祉保健教育等、子どもの心の問題に携わる支 援者に対する専門研修会を開催する。
1,591
1,591
【県】
〇発達障がい診療協力医研修
発達障がいの専門医が地域の小児科医に具体的な診療法等を伝える研修を実施
〇子どもの心に関する医師勉強会
各圏域医師会で開催される定例会において、子どもの心に関する報告等を行う。
578
650
子どもの心に関する理解啓発事業(鳥大附属病院・県)【鳥大附属病院】
〇子どもの心に関する理解啓発講演会
子どもの心の問題に関して県民の方の理解を深める講演会を開催する。
 371
 371
【県】
理解啓発等に関する経費
 571
 571
 
合計 
 10,744
 10,816
 


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<事業目標>
医療、保健、福祉、教育等のネットワークの充実、支援者の養成、県民への理解啓発。

<取組状況・改善点>
平成20年度から3か年間、子どもの心の診療拠点病院機構推進事業として実施。
平成23年度から子どもの心の診療ネットワーク整備事業として、引き続き鳥取大学医学部附属病院を拠点病院として実施。

(1)ネットワーク会議(年1〜2回開催)
 ・子どもの心の診療医養成について
 ・医療福祉教育機関等の連携の協議について
(2)学内ミーティング(年1〜2回開催) 
 ・専門職対象の研修会開催について打合せ
(3)医師に対する研修 
 ・子どもの心の診療と支援に関する医学講座(医師以外も対象)   
  *平成25年度より医師を対象とした専門コースを開催 
 ・各地区小児科医会定例会を活用した子どもの心に関する勉強会 
(4)支援者を対象とした研修
 ・年に数回子どもの心の問題に関する研修会を実施している。
 ・平成27年度から保健師、保育士を対象とした講座を実施
(5)一般県民を対象とした理解啓発講演会
 ・年に1回子どもの心の問題の啓発講演会を実施している。
(6)円滑な受診を促すためのツールの作成(平成25年3月) 
 ・受診サポート手帳(改訂版)の作成
(7)事業協力医師
 ・医療機関の一覧の作成(平成25年12月) 
  →協力医療機関をHPに掲載し、毎年度更新
 ・地域の医療機関(内科、小児科、精神科等)に発達障がい児者の診療等の実施についてアンケート調査を実施(平成26年1月)(令和2年6月)
(8)臨床心理士派遣
 ・28年度から、地域の保健福祉教育関係機関から相談を受けた様々な子どもの心の問題、児童虐待や発達障がいの症例に対して、臨床心理士等を派遣できるようにした。
 ・30年度から、臨床心理士2名体制。
(9)発達障がい診療協力医研修
 ・28年度から開始。

これまでの取組に対する評価

(1)医療、保健、福祉、教育機関の連携基盤の形成 
・鳥取大学推進室の臨床心理士を小学校に派遣し、医療と教育との連携を強化することができた。
・今後より多くの機関と連携を図る必要がある。

(2)子どもの心の支援者のスキルの向上 
・子どもの心の診療と支援に関する医学講座では、受講希望者が多く、子どもの心の診療や支援に携わる人たちのさらなるスキルアップが図れたが、医師の参加数は減少傾向にあり改善を図る必要がある。

(3)県民への情報提供、理解啓発の必要性 
・本事業協力医師及び医療機関の一覧をホームページに掲載することで子どもの心の診療に携わっている医師・医療機関の情報を提供することができた。今後協力機関を増やしていくことが必要。 
・周囲の保護者や地域住民の理解不足を解消するため、引き続き理解啓発研修を通じて、県民に子どもの心の問題に関して理解を促していく必要がある。

(4)子どもの心の診療を行う医師の不足 
・子どもの心の問題に対応できる医師、医療機関が少ないため、予約から受診までに診療待機となっている児童が増加している。 
・今後も、発達障がいをはじめ心身症などの子どもの心の問題に対し、診療できる医師を増やしていけるよう、小児科医を対象とした症例検討会や勉強会を開催していく必要がある。
・子どもの心の診療体制の構築のため、子どもの心の診療を行う医師の確保、専門医療機関と地域の小児科の連携強化などを行う必要がある。

(5)研修事業の見直し
・開催する研修等の内容に重なりや偏りが生じやすく、また、他機関が開催する研修と内容が重複することもあり、研修や講演会の見直しや他機関との調整等を検討する必要がある。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 10,816 5,407 0 0 0 0 0 0 5,409
要求額 10,744 5,371 0 0 0 0 0 0 5,373

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 10,744 5,371 0 0 0 0 0 0 5,373
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0