これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
精神障がい者に対する正しい知識の普及を図るとともに、偏見・差別や過剰な不安を除去する教育・啓発の取組を推進する。
【取組状況】
○精神障がい者福祉研修会
(令和2年度より「精神障がい福祉研修会」へ名称変更)
精神保健福祉に対する一般啓発を目的に、精神疾患の基礎知識、家族の対応の仕方等に関わる事柄全般からテーマを選び開催。平成28年度は、ドキュメンタリー映画「あい〜精神障害と向きあって〜」の上映会を実施、平成29、30年度には精神科医による講演を実施し、年々内容の充実を図っている。
○三者合同研修会
(令和2年度より「精神障がい関係者研修会」へ名称変更)
当事者・家族・関係者が一同に会し、精神障がい者が地域で自分らしく生活していくことを考える機会として開催。
○精神障がい者家族相談事業
・精神障がい者の家族からの相談に応じ、助言等を行う。
※電話相談の実施(月2回/第1・3木曜日)
・県家族会連合会に加入している単位家族会会員が家族援助について体系的に学ぶことを目的に研修を開催し、研修で学んだ会員が相談援助活動を行う。
○広報・啓発活動
・広く県民に家族会の活動等を広報し、家族会の組織強化等を図っている。
・令和元年度については中国ブロック家族会精神保健福祉促進研修会を鳥取県で開催し、中国各地から集まった当事者や家族、関係者が精神疾患への理解と関心を深めた。
これまでの取組に対する評価
・県家族会連合会は、本県において組織され、県内全域をカバーする精神障がい者家族の自助グループであり、各研修会等の実施によって、精神障がい者の家族の学び合い、支え合い、当事者の自己表現を促進している。また広く一般県民へ精神障がいについての普及啓発を実施し、その他、県民総合福祉大会の協力団体になるなど、県家連の果たす役割は大きい。
・県家連の実施する研修等の事業は、広域的な実施であるため、市町村単位など身近な地域の事業には参加しにくいという当事者・家族が参加できるというメリットがあり、毎年新規の参加者がある。内容も年々充実してきており、精神障がい者の家族支援、障がいに対する正しい理解の普及啓発についても県家連の果たす役割は大きい。