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令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:医薬費 目:倉吉総合看護専門学校費
事業名:

倉吉総合看護専門学校管理運営費

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福祉保健部 倉吉総合看護専門学校 - 

電話番号:0858-22-1041  E-mail:ku_kango@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和4年度当初予算額 32,985千円 178,391千円 211,376千円 21.9人 2.0人 0.0人
令和4年度当初予算要求額 34,142千円 178,391千円 212,533千円 21.9人 2.0人 0.0人
R3年度当初予算額 32,266千円 179,926千円 212,192千円 22.0人 2.0人 0.0人

事業費

要求額:34,142千円  (前年度予算額 32,266千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:32,985千円

事業内容

1 事業の目的・概要

 教育の質を高め、学生の学力向上と鳥取県の保健・医療・福祉の向上に貢献できる、質の高い看護職員等の育成に務める。

2 主な事業内容

 倉吉総合看護専門学校(3年課程の第1看護学科、2年課程の第2看護学科及び1年課程の助産学科の3学科を有する総合看護教育施設)運営に要する経費

    ○助産師、看護師の養成機関として、必要な知識・技能を習得させ、社会に貢献できる人材を育成する。
    ○専任教員を助産及び看護専門領域(基礎、在宅、成人、老年、小児、母性、精神)ごとに配置するとともに、教員の専門性を高める研修の実施、教育用備品の整備等を行い、教育体制・内容の充実を図る。
     ・魅力ある教育内容とするため、最新の情報、実践経験等のある講師による特別講義を行う。
     ・専任教員のオンライン研修を含む県外研修派遣、教育方法の検討・研究等を充実し、教員の資質の向上を図る。
    ○学校運営状況(令和3年4月在籍者数) 
(単位:人)
区分
第1看護学科
第2看護学科
助産学科
合計
1学年
2学年
3学年
小計
1学年
2学年
小計
定員
35 
35 
35 
105 
20 
20 
40 
16 
161 
現員
35 
33 
26 
94 
17 
9 
26 
16 
136 

3 要求内容

  (単位:千円)        
項目
内容
令和4年度
当初予算要求額
令和3年度
当初予算額
増減
1 学生の確保に係る経費学校訪問、リーフレット作成等PRに係る経費
299
223
76
2 教育の資質向上に係る経費(1)専門分野の講師に係る経費
(2)学校関係者評価委員会に係る経費
10,700
10,099
601
3 教育環境整備関係経費(1)実習施設の確保・充実に係る経費
(2)教材備品等整備経費
(3)スクールカウンセラー配置に係る経費
(4)学生保険、健康診断に係る経費
11,005
10,268
737
4 教員の資質向上関係経費(1)学内研修経費(看護実践能力の育成に係る経費)
(2)学外研修経費(看護研究経費、専門領域別研修経費)
669
1,089
▲420
5 国家試験合格対策経費(1)講師に係る経費
(2)国家試験問題WEBサービスに係る経費
702
801
▲99
6 管理運営費
10,767
9,786
981
34,142
32,266
1,876

4 現状・背景

○厚生労働省等が提示する指導要領・ガイドラインに基づき、県内の保健医療福祉分野で活躍する看護職員の育成に努めている。
    第1看護学科及び助産学科は令和4年4月から新カリキュラム(第5次)の開始となる。
     第2看護学科は、令和5年度実施予定のカリキュラム改正に対応した教育環境の整備が必要である。

    ○鳥取県の看護師不足対応の一環として、平成23年度に第1看護学科を定員増(25名→35名)したが、看護師養成施設の新設や 県内高等学校卒業生の減少(特に中部地区は減少幅が大)のため、定員確保が困難である。
     第2看護学科は県内で唯一の准看護師の進学コースであるが、県内の准看護師養成施設が相次いで閉校(中部:令和3年3月、西部:令和2年3月)したため入学者数が減少しており、定員確保の見通しが難しい状況となっている。

    ○県内の助産師不足は継続しており、県立の助産師養成施設として教育の質の向上と地域に貢献できる人材育成が求められている。


    【表1 入学試験合格者と入学者数の推移】 
(単位:人) 
学科
学生定員
合格者及び入学者数
R3
R2
H31
H30
H29
H28
H27
H26
助産学科
16
合格者数(補欠繰上含)
16
15
17
17
18
17
19
18
入学者数
16
15
16
16
16
16
15
16
第1看護学科
35
合格者数(補欠繰上含)
69
72
70
70
51
57
58
68
入学者数
35
32
30
33
36
25
35
35
第2看護学科
20
合格者数(補欠繰上含)
17
10
20
21
21
21
20
21
入学者数
17
10
20
20
20
20
20
20
    【表2 卒業生の就職状況等の推移】
    (単位:人)
     
    R2
    R1
    H30
    H29
    H28
    H27
    H26
    就職
    県内医療機関
    41 
    49 
    38 
    53 
    51 
    60 
    51 
    県外医療機関
    20 
    11 
    15 
    9 
    9 
    6 
    8 
    進学
    5 
    4 
    5 
    4 
    5 
    3 
    6 
    その他
    3 
    0 
    1 
    2 
    4 
    1 
    4 
    合計
    69 
    64 
    59 
    68 
    69 
    70 
    69 
    県内就職率
    59.4%
    76.6%
    64.4%
    77.9%
    73.9%
    85.7%
    73.9%

    【表3 看護師国家試験合格率】
(単位:%)                    
R2
R1
H30
H29
H28
H27
H26
全国平均
90.4
89.2
89.3
91.0
88.5
89.4
89.8
本校第1看護学科
93.7
100
96.0
96.9
93.0
97.1
91.1
本校第2看護学科
100
100
100
100
90.0
100
100

    【表4 助産師国家試験合格率】
(単位:%)                    
R2
R1
H30
H29
H28
H27
H26
全国平均
99.6
99.4
99.6
98.7
93.0
99.8
99.9
本校助産学科
100
100
100
87.5
100
100
100

5 前年度からの変更点

○第1看護学科1年生、助産学科学生は、新カリキュラムとなる。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況


●学校の実績をPRし、第1看護学科の県内志願者の維持及び優秀な学生の確保に努める。
・令和4年度入学試験から、第1看護学科について、公募推薦と特別推薦の2種類の推薦入試形態を変更し、県内全ての高等学校を対象校とする推薦入試に一本化した。
 この推薦入試の募集方法の変更について、各高等学校に対面で説明したかったが、コロナ感染対策のため各高等学校進路指導部に電話訪問を行った。
・7月下旬に、「学校案内」、「推薦社会人入学試験案内」を県内高等学校、看護師・准看護師養成施設、県内病院、産婦人科診療所及び関係団体に配布した。
 「一般入学試験案内」は、鳥取県収入証紙制度の廃止に伴い入試手数料の納付書による支払いが必要となったため、願書に貼付すべき納付書の印刷が済んだ9月上旬の配布となった。
 なお、入学試験案内の配布時期をホームページに掲載し、「一般入学試験案内」の配布時期が例年より遅くなることを周知した。
・新型コロナ感染拡大対応のため、例年8月に開催するオープンキャンパスは令和2年に引き続き中止した。その代わりに、ホームページに各学科を紹介する動画や、オープンキャンパスで過去によく聞かれた質問を学生が回答する動画を載せた。

●県内就職率80%以上の維持を目指し、就職支援を実施する。
・卒業予定者の就職機能状況を確認し、医療機関の情報収集の援助を行った。

●適切な実習評価と実習指導者との連携を継続し、学生の実践力向上の育成に努める。
・昨年度から新型コロナウイルス感染予防対策を継続して実践し、実習期間の調整を行って実習に臨んだ。
・ワクチン接種について、学生・教員は医療従事者優先接種枠になり、実習までにほとんどの学生がワクチン接種を終え、臨地実習ができるよう調整できた。
・新型コロナウイルスの感染が拡大した時期に、中止となった実習があり、助産学科では新たな実習先を開拓した。
 実習中止により学内実習に変更した場合には、実習目標達成に向け実習指導案を再検討し、実習施設とリモートでの実習方法を取り入れる等工夫し実践能力向上を図った。

●国家試験合格率100%を目指した学習支援を実施する。
・国家試験に向け低学年から全学年に国試ガイダンスを実施した。
・国家試験対策模試や特別講義(8月)を実施している。
・例年の模試結果の傾向をみて、各クラスで国家試験担当教員が模擬問題を出題している。

これまでの取組に対する評価


●学生募集について、入学者数の推移は表1のとおり。
・ 第1看護学科は定員を上回る合格者を出しているが、入学辞退者の推定が難しく定員割れとなる年がある。令和3年度は定員どおりの入学となった。
・第2看護学科は、令和2年度に引き続き、令和3年度も定員割れとなった。

●学生の卒業後の進路は、表2のとおり。
・令和2年度の卒業生全体の県内就職率は59.4%であった。ただし、県内出身学生の87%は県内就職である。
  
●国家試験合格率は、表3及び表4のとおり。
・例年、看護師、助産師とも全国平均と比べ高い合格率となっている。
・令和2年度の本校合格率は、第1看護学科を除いて、100%となった。

●新型コロナ対応のため、各教室のパソコンにZOOM2.0のライセンスを購入し、校内回線の容量を増やすことにより、遠隔授業を円滑に実施できるようにした。

財政課処理欄


 実績等を勘案し、金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 32,266 0 16,091 0 0 0 0 2,801 13,374
要求額 34,142 0 17,138 0 0 0 0 2,840 14,164

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 32,985 0 17,138 0 0 0 0 2,840 13,007
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0