これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・無料職業紹介事業
令和元年度、令和3年度と複数名の県外医師の利用があり、各年度1名が県内施設で就労開始した。
・鳥取県医療人材顧問による県外医師確保事業
首都圏を中心に活躍する計3名の医師を「鳥取県医療人材顧問」に任命。県内の医療情報等に関する情報提供を行い、機会を通じて鳥取県の医療情報を発信していただいている。
・専門研修医師支援事業
より幅広く医師確保を行うため、現行制度の拡充を行い、県外から医師を呼び込む体制を整備している。(拡充内容:県内医師による県外研修に加えて、県外医師による県内研修も可としている。)
・研修医確保対策支援事業
救急講習(ACLS、BLS、ICLS)を受講した研修医への講習参加費の助成、県内の臨床研修病院を見学する医学生への交通費支給、協議会ホームページを通じた初期研修医確保のための情報発信等を行い、研修医確保に取り組んでいる。
・医師臨床研修事業
臨床研修プロフラムの年次報告、変更に関する届出等を管理を行い、県内病院における臨床研修の適切な実施に向けて取り組んでいる。
これまでの取組に対する評価
鳥取県では平成18年度頃から医師確保対策に注力しているが、全国的な医師不足の中、本県でも各種医師確保対策を実施しているが、直ちに医師確保の効果を得ることは難しい。
・無料職業紹介事業、専門研修医師支援事業も利用されており、個々の事業で成果が出つつある。
・平成30年度から導入された新専門医制度では、医師確保の取組により、県内で臨床研修を修了した医師数を超えた医師が研修を開始している。
・本県の医師臨床研修マッチング数は、平成16年度の新医師臨床研修制度の施行後減少傾向であったが(平成20年度の19名が底)、近年少しずつ回復がみられている。
・医師不足は続いているが、県内医師数は増加傾向にあり、医師確保は具体的な成果が現れるまで期間を要することから、長期的な視点に立って継続的に取組を実施する必要がある。