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令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:障がい者自立支援事業費
事業名:

鳥取県障がい者アート推進事業

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福祉保健部 障がい福祉課 社会参加推進室障がい者アート支援担当 

電話番号:0857-26-7678  E-mail:shougaifukushi@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和4年度当初予算額 98,784千円 15,772千円 114,556千円 2.0人 0.0人 0.0人
令和4年度当初予算要求額 98,784千円 15,772千円 114,556千円 2.0人 0.0人 0.0人
R3年度当初予算額 99,370千円 23,763千円 123,133千円 3.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:98,784千円  (前年度予算額 99,370千円)  財源:単県、一部国庫 

一般事業査定:計上   計上額:98,784千円

事業内容

1 事業の目的・概要

平成26年度に開催した「第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会」の成果を未来に引き継ぐとともに、平成30年6月に公布・施行された「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」及び法律を踏まえ同年10月に全国に先駆けて策定した「鳥取県障がい者による文化芸術活動推進計画」に基づき、障がい者アートのさらなる推進を図る。

    また、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者の芸術文化活動推進知事連盟」(以下「知事連盟」という。)に加盟する都道府県と連携して行った障がい者アート振興の取組をレガシーとして継続・発展させるとともに、全国に誇ることができる鳥取県の障がい者の芸術を全国に発信する。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
「あいサポート・アートセンター」の運営平成30年12月に設置した障がい者の芸術・文化活動拠点「あいサポート・アートセンター」を継続的に運営する。
詳細は(1)のとおり。
30,458
31,373
・県立美術館建設に伴う工事用仮囲いを使った展示会の経費を要求。
・「あいサポート・アートとっとり展」の開催(経費は細事業5で計上)
「鳥取県障がい者芸術・文化活動推進委員会」の設置「鳥取県障がい者芸術・文化活動推進委員会」を設置し、関係団体や市町村等と連携して障がい者の芸術・文化活動の振興方策等について検討する。
811
872
・作品展のプロポーザル審査会に係る委員の経費を減
(プロポ審査会を開催しないため)
(変更)障がい者アート活動支援事業補助金障がい者や障がい者が所属する団体等が行う芸術・文化活動に対して支援を行う。
詳細は(2)のとおり。
17,000
17,000
文化芸術活動促進事業の見直し
「あいサポート・アートとっとり祭」の開催障がい者が取り組む舞台芸術活動(音楽、演劇、ダンス等)の発表と鑑賞の機会として、「あいサポート・アートとっとり祭」(鳥取県障がい者舞台芸術祭)を開催する。
17,000
17,000
「あいサポート・アートとっとり展」の開催障がい者が制作した芸術・文化作品(美術・文芸・マンガ)の発表と鑑賞の機会として、「あいサポート・アートとっとり展」(鳥取県障がい者芸術・文化作品展)を開催する。
13,165
13,775
・あいサポート・アートセンターへの委託に変更し、それに伴い経費を精査
障がい者と健常者が共につくる芸術全国大会を契機に発足した障がい者と健常者が共につくる劇団「じゆう劇場」の活動を継続支援する。令和4年度も引き続き県内での作品の公演や参加者及び鳥の劇場劇団員によるワークショップキャラバンを行い、発表機会の充実及び活動の認知度向上を図る。
 <事業実施主体> 鳥の劇場運営委員会(鳥取市鹿野町)
19,000
19,000
(新)「フクシ×アート WEEK」実行委員会(仮)への支援鳥取市中心市街地で行われる障がい者アートイベントを開催する実行委員会に対し、定額で支援する。
1,000
知事連盟に係る連絡調整費知事連盟加盟都道府県との連絡調整を行う。
350
350
合計
98,784
99,370

(1)「あいサポート・アートセンター」の運営
 【継続】 30,458千円(31,373千円)
 平成30年12月に設置した障がい者の芸術・文化活動拠点「あいサポート・アートセンター」を継続的に運営する。
 <センターの業務>
項目
説明
常設展示県内の障がい者の作品の実情を調査し、県内の障がい者の優れた作品を紹介するほか、県外の障がい者の優れた芸術性に触れる機会を提供する。
・県中部の施設で常設展示するとともに、県東西部でも巡回展を開催。
情報発信障がい者の芸術・文化活動に関する必要な情報を収集し、インターネット等を活用して、広く発信する。
相談支援創作活動に関する各種相談、出展・発表機会に関する相談、権利擁護等に関する相談などを受け付け、アドバイスを行うとともに、必要に応じて専門家や関係機関等の紹介を行う。
人材育成支援者等に対して、芸術上価値の高い作品等の適切な記録、保存方法、販売等の支援、及び所有権、著作権その他の権利の保護等について研修等を行う。
普及啓発障がい者やその支援者に対して、新たな芸術・文化活動との出会いの場として、創作活動を気軽に体験できるワークショップを開催する。
アートギャラリー支援鳥取県はーとふるアートギャラリーの認定を受けたギャラリー運営事業者と連携して障がい者アート展等の情報発信を行う。
その他「鳥取県障がい者アート活動支援事業補助金」の交付にかかる業務(全4事業中2事業)をセンターが行い、新たに芸術・文化活動に取り組む団体等の掘り起こしを行い、芸術・文化活動支援の更なる推進を図る。
<委託先>NPO法人アートピアとっとり(倉吉市)

(2)障がい者アート活動支援事業補助金
    【継続】17,000千円(17,000千円)
     障がい者や障がい者が所属する団体等が行う芸術・文化活動に対して支援を行う。
    <変更点>
     文化芸術活動促進事業について、令和3年度は補助上限を一律15万円として障がい者が所属する団体等が行う芸術・文化活動に要する経費を補助していたが、各団体によって活動の内容やレベル等に差が生じていることから、令和4年度はこれまでの活動の継続や、新たな団体等が活動を始めることに対して支援するスタートアップ型と、中長期的な計画をもとに活動のさらなる推進を図ることを支援するステップアップ型の2つに分け、補助上限に差を設けた。
    項目
    説明
    (変更)文化芸術活動促進事業スタートアップ型
    障がい者が所属する団体が行う芸術・文化活動で、展示会や催事への出展や出演を目指して行う活動等をスタートするための経費や、その練習等を継続するために要する経費を補助する。
    ステップアップ型
    障がい者が所属する団体が行う芸術・文化活動で、展示会や催事への出展や出演を目指して行う活動等を中長期的な計画をもとに行い、レベルアップを図る活動に要する経費を補助する。
    個展等開催事業障がい者や障がい者が所属する団体が個展等を開催する経費を補助する。
    交流促進事業障がいのある人とない人との文化芸術を通じた交流活動に要する経費を補助する。
    文化芸術鑑賞機会拡大事業障がいのある人が文化芸術を鑑賞する機会を拡大する取組に要する経費を補助する。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成30年6月に公布、施行された「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」に基づく「鳥取県障がい者による文化芸術活動推進計画」により、平成35(令和5)年度までの事業目標を定めている(平成30年10月策定)。

鳥取県障がい者文化芸術活動推進計画・数値目標達成状況(令和2年度)
(1)県が主催する文化芸術の公演等における音声ガイドや手話通訳等
の導入割合(H35目標 100%)…100%
(2)アート活動取組団体数(H35目標 55団体)…39団体
(3)あいサポート・アートとっとり祭り出演団体数(H35目標 35団体)
(4)あいサポート・アートとっとり祭り来場者数(H35目標 5,000人)
(5)あいサポート・アートとっとり祭り来場者満足度(H35目標 90%)
※(3)(4)(5)あいサポート・アートとっとり祭りについて
令和2年度は「日本博を契機とした障がい者の文化・芸術フェスティバルin中国・四国ブロック」として開催。
(6)あいサポート・アートとっとり展県内出展数(H35目標 520点)
…419点
(7)あいサポート・アートとっとり展来場者数(H35目標 4,000人)
…1,632人
(8)あいサポート・アートとっとり展来場者満足度(H35目標 90%)
…89%
(9)個展等開催数(H35目標 45件)…34件
(10)個展等来場者数(H35目標 9,600人)…6,172人
(11)「無心」来館者数(巡回展を含む。)(H35目標 7,000人)…3,327人
(12)アートセンターが開催する研修会への参加者数
(H35目標 75人)
※令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により未実施。
(13)アートセンターが開催する参加体験(ワークショップ)への参加者数(H35目標 120人)…94人

これまでの取組に対する評価

全国大会(平成26年度開催)を通じて、障がい者の芸術・文化活動が活発化し、社会参加の促進が図られたとともに、県民の障がいに対する理解が促進し、障がいの有無にかかわらず誰もが暮らしやすい地域社会(共生社会)の実現に向けた土台がつくられた。
 平成27年度以降においても引き続き障がい者の芸術・文化活動を支援するとともに、平成27年4月に開設したあいサポート・アートインフォメーションセンター(現「あいサポート・アートセンター」)では、県内外の障がい者アートの展示、ワークショップ等により障がい者アートの魅力等を広めることができた。
 障がい者と健常者が共につくる劇団「じゆう劇場」は、平成26年度以降県内外で公演を行ってきたが、平成29年度に初の海外公演を行い、令和元年度には2回目となる海外公演を成功させるなど、じゆう劇場の取組を海外へもPRした。また、令和3年度は紀の国わかやま文化祭2021において短編作品の公演を行った。
 令和元年度には、県民が障がい者アートを気軽に楽しめるギャラリーを県の認定ギャラリーとする「鳥取県はーとふるアートギャラリー認定制度」を創設し、東部地区のギャラリーの認定を行い、芸術・文化活動を通じた障がい者の更なる社会参加の促進をすることができた。令和2年度には、新たに西部地区にある2つのギャラリーを第2号、第3号として認定し、令和3年度には東部地区のギャラリーを第4号として認定した。
 令和2年度に開催した「日本博を契機とした障がい者の文化芸術フェスティバルin中国・四国ブロック」では、日本の障がい者芸術の魅力を広く発信するとともに、同分野に積極的に取り組む本県の姿勢をPRすることができた。

<平成26年度>
・全国大会の開催(H26.7月〜11月)

<平成27年度〜>
・あいサポート・アートインフォメーションセンターの設置
・障がい者アート活動支援事業補助金(平成25年度から継続実施)
・あいサポート・アートとっとり祭、とっとり展の開催
・障がい者と健常者が共につくる劇団「じゆう劇場」の支援

<平成28年度>
・知事連盟のキックオフイベントとして「東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者アートフェスタ2016」を開催

<平成29年度>
・障がい者と健常者が共につくる劇団「じゆう劇場」による海外公演(フランス・ナント市)の実施

<平成30年度>
・「鳥取県障がい者による文化芸術活動推進計画」策定(平成30年10月)
・障がい者文化芸術活動拠点「あいサポート・アートセンター」設置(平成30年12月)

<令和元年度>
・障がい者と健常者が共につくる劇団「じゆう劇場」による海外公演(タイ・バンコク市)の実施(令和元年9月)
・鳥取県はーとふるアートギャラリー認定制度の創設(令和元年11月)

<令和2年度>
・「日本博を契機とした障がい者の文化芸術フェスティバルin中国・四国ブロック」を開催(令和2年9月)
・鳥取県はーとふるアートギャラリー第2号、第3号の認定(令和3年3月)

<令和3年度>
・鳥取県はーとふるアートギャラリー第4号の認定(令和3年7月)
・障がい者と健常者が共につくる劇団「じゆう劇場」による紀の国わかやま文化祭2021での公演の実施(令和3年11月)

財政課処理欄


 障がい者アート活動支援事業補助金の見直しについて、多様な団体の活用を図るため、スタート型は1団体1回までとします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 99,370 11,500 0 0 0 0 0 0 87,870
要求額 98,784 9,500 0 0 0 0 0 0 89,284

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 98,784 9,500 0 0 0 0 0 0 89,284
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0