これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○病院内保育施設運営費補助事業
看護職員、女性医師等医療従事者の離職防止及び就業促進のため、病院内で行う保育施設を運営する事業に対して補助を行った。(平成20年度から国の補助対象とならない医療機関(公立病院等)の運営事業について県単独補助を実施。)
令和2年度:単県補助事業 2病院(基金8病院)
○医師・看護職員の仕事と育児の両立応援事業
医師・看護職員の離職防止及び再就業の促進を図るため、平成21年度に当該事業補助金を創設し、病院等が実施する安心して仕事に取り組める職場環境づくりへの支援を行った。
○看護職員修学資金等貸付事業
県内に就業する看護職員、理学・作業療法士、言語聴覚士の確保のため、県内外を問わず各養成所等に在学している学生に対し修学上必要な資金の貸付けを行った。また、大学卒業者の県内定着を促進するため、鳥取大学医学部保健学科看護学専攻地域枠入学者及び鳥取県看護職員養成枠入学者へ奨学金貸付を行った。
令和2年度 新規貸付者 合計416人
これまでの取組に対する評価
○病院内保育施設運営費補助事業
子どもを持つ看護職員等が安心して勤務を継続できたり、再就業促進のための環境整備にむけた病院内保育所の設置は効果があり、引き続き院内保育所の運営を支援していく必要がある。
○医師・看護職員の仕事と育児の両立応援事業
医師・看護職員の離職防止及び再就業促進のため、病院等事業者へ支援を行うことにより、病院等による職場環境づくりを促進することを目的としていることから、現在の病院等を経由する仕組みを継続するとともに、今後さらに制度の周知を図っていく必要がある。
○看護職員修学資金等貸付事業
看護職員修学資金借受者で令和元年度の看護職員養成所卒業生のうち就業者の県内就職率は約9割となっている。また、県外の看護職員養成所卒業生のうち県内への就職率は7割強となっている。このようなことから、看護修学資金貸付は、看護師確保に効果的である。
○看護サマーセミナー
参加者にとっては実際病院等を訪問できる機会となり、病棟等の説明を受け、看護現場職員の話を聞くことができるなど、将来就業する際に役立てられる効果的な事業である。