1 事業の目的・概要
高品質な「白バラ牛乳」の増産やアイスクリーム等の乳製品の輸出量を大幅に増加させるために県内生乳生産量6万トン以上を確保することを目的に、県内乳用牛全頭のゲノム育種価検査を進めるとともに、生乳生産性向上や省力化に取り組む酪農家の施設・機械整備等に対して支援する。
2 調整要求内容
〇細事業の追加
(単位:千円)
番号 | 補助金名 | 補助対象事業・補助対象経費 | 既査定額 | 調整要求額 | 合計額 |
1 | ゲノム育種価改良対策支援事業 | ゲノム育種価検査費用 | 6,667 | 0 | 6,667 |
2 | 担い手施設整備対策事業 | 生乳生産性向上や省エネ・省力化、暑熱対策に資する施設・機械整備導入経費 | 3,799 | 0 | 3,799 |
3 | 【新規:今回調整要求】
乳牛個体情報管理システム開発支援事業 | 乳牛個体情報管理システム開発費用 | 0 | 1,650 | 1,650 |
合計 | 10,466 | 1,650 | 12,116 |
(3)乳牛個体情報管理システム開発支援事業 【新規】
ICT化による生産者の省力化と、乳牛個体情報データの一元管理による各種事業活用、酪農家への更なる指導強化を図るため、新たな乳牛の個体情報管理システム開発費用を支援する。
1 補助率等
・県1/2
・事業実施主体:大山乳業農業協同組合
・補助対象:乳牛個体情報管理システム開発費用
2 補助額
3 事業実施期間
令和4年度
3 背景
〇酪農家の大規模化が進み、1戸あたりの乳牛飼養頭数は年々増加する中、乳牛の出生、異動等の報告は変わらず紙ベースで行っているため酪農家の事務負担は年々増大している。また、それらを管理する大山乳業農業協同組合についても年間約16,000件の紙ベースの報告の管理に労力がかかっている状況。
〇ゲノム等個体情報を活用した飼養管理の高度化は今後更に進んでいくものと考えられ、ICT化により酪農家及び大山乳業の省力化を図るとともに、データを活用した酪農家への指導強化、乳牛改良に生かすことで生乳生産6万トンの維持及び乳質向上に寄与することができる。