(1)海況予測情報の提供
漁船が収集した観測データと県で設置している沿岸潮流観測ブイの観測データを、海況予測を行う九州大学等へ転送し、本県沿岸域の3日先までの高精度な海況予測(水深別水温・塩分・潮流)を行い、「海中の天気予報」として、漁業者に提供(スマホ等アプリ、webページ)する。
水温・塩分観測12隻、潮流観測9隻による、データ収集体制を維持する。また、R2年度から試行試験を実施していた無線機を活用した潮流データ収集方法を導入し、潮流予測を高精度化するため、さらに潮流観測隻数を増隻する。
(2)漁船からの潮流情報提供システム
操業中の漁船の潮流観測情報を、リアルタイムに閲覧出来る、「漁船からの潮流情報提供システム」(webページ等を想定)を作成する(R4-R5:開発、R6-R7:普及予定)。
〇R2年度から参画していた、国受託事業がR3年度で終了。
〇試行試験が終了した、無線機による潮流情報収集システムを購入する。
〇出漁判断、漁場探索の参考情報として、予測情報に加えて、操業中の他漁船の潮流観測情報も見たい、との漁業者の意見を受けて、観測値の提供を目的としたシステム作りをR4年度から開始する。
〇「海中の天気予報」の普及を促進させ、早期に、沿岸漁業者の効率的な漁業が行われるように、年間利用料(770千円)を県で負担する(県が行う海況予報アプリの使用料支援は1年間限り)。