(1)中規模建築物木造化推進委員会の運営(988千円)
関係団体、設計事務所、プレカット事業者等と一体となって中規模木造建築物の普及に係る取組やガイドブックの内容を検討する委員会の開催
(2)県産材を活用したモデル設計(4,464千円)
本県の実情に即した形で、木造化が期待される用途・規模の建築物に係る設計モデルを作成し、鉄骨造と比較できる形で整理し周知することで、本県における中規模建築物の木造化を推進する。
【内容】3種類のモデル設計を想定
・中規模(2階建て、500平米程度)の事務所建築
・店舗の代表例としてのコンビニエンスストア
・中規模の診療所等の医療施設又は福祉系の用途施設
※県内で建築されている用途・規模のボリュームゾーンかつ構造設計・法適合等に関し木造化に際して必要となるテクニックを示すことができるもの。
【モデル設計の意義】
・木造と鉄骨造の両方で基本設計や構造計算を行い、コスト・工期・CO2削減効果などを比較することで、木造化のメリットをわかりやすく示すことができ、建築物の構造を選択する設計者が発注者に説明する際のツールとすることもできる。
・本県のプレカット工場((半)自動化されたの木材加工場)の状況を踏まえた工法の採用、コストダウンの手法など設計のノウハウを盛り込むことで、経験、実績の少ない本県の設計事務所等を後押しできる。
(3)鳥取県中規模木造建築物設計ガイドブック作成(5,415千円)
県産材等を活用した設計・計画に必要な事項、木造化のメリット等をまとめた本県独自の設計ガイドブックを作成し、説明会やHP掲載などにより設計者・発注者に広く周知する。
【内容】
・温室効果ガスの吸収源対策として木造化や地域材利用を促進する意義
・木造化事例の紹介や技術情報
・モデル設計の解説、中規模建築物を木造化するテクニック
・県内の実情をふまえた生産体制、材料データ等 |