■名和海岸( 44,000千円)
S39年〜S61年にかけて築造され相当な年数を経過していることから、波浪等の影響による施設の損傷、機能低下が進行している状況である。また、背後地には宿泊施設、宅地もあり、観光者が陥没箇所に誤って落下する恐れや、根固工の沈下により背後地の宅地に波浪による被害の恐れがあり老朽化対策を行う必要がある。
■日吉津海岸( 30,000千円)
当該海岸の海岸保全施設(突堤)については、平成4年に竣工し、約30年間経過していることから、波浪等の影響による施設の損傷等による機能低下が進行している状況である。具体的には、突堤先端部の矢板が腐食により破断していることが判明し、中の裏込め材が流出している状況が確認された。また先端部以外の矢板についても腐食が進行している状態である。これらに対応するため、予防保全型の維持管理の導入、施設に必要な防護機能の確保、維持管理費の縮減や平準化を図り、効率的・効果的な維持管理を図ることを目的とし、令和3年度に長寿命化計画を策定予定である。この老朽化対策として、先端部の護岸復旧と重防食工を実施するものである。