現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和4年度予算 の 水産振興局の小わざ魚道改修事業
令和4年度
5月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

小わざ魚道改修事業

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水産振興局 水産振興課 漁業振興担当 

電話番号:0857-26-7317  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 29,193千円 789千円 29,982千円 0.1人
補正要求額 20,000千円 789千円 20,789千円 0.1人
49,193千円 1,578千円 50,771千円 0.2人

事業費

要求額:20,000千円    財源:起債 

一般事業査定:計上   計上額:20,000千円

事業内容

1 事業の目的・概要

(概要)

    県内3河川(千代川、天神川、日野川)では、アユ遡上量が減少傾向にある。特に平成26年以降その傾向が顕著になり、アユ資源量が低下したことで、3河川の漁獲量は歴史的低水準となっている。各河川では漁協により産卵場造成やカワウ対策等、アユ資源回復のための努力が続けられている。一方、資源量を低下させる要因には、天然アユ遡上量の多寡のみならず、魚道が機能せず遡上阻害が起きることで、遡上期に生息に適した場所までアユが遡上できないことも考えられる。また、魚道機能の低下した堰堤下流部には、遡上できないアユが滞留しカワウ等による食害が大きくなりやすい、という影響もある。

    このため、県では平成29年度に、国、県、漁協、専門家で組織した「水辺の環境保全協議会」を設置し、3河川(千代川・天神川・日野川)の魚道設置改修について必要箇所及び優先順位等を協議した。令和3年度は天神川の郡山堰堤の魚道整備改修を実施中であり、令和4年度は千代川水系八東川の永野堰の魚道について施工することとしている。

    日野川では令和4年4月に近年見られなかった、まとまった量のアユの遡上が確認された。
    本県におけるアユの遡上は、例年4月〜6月末頃まで続き、盛期がゴールデンウイーク頃となるため、今後、各河川でアユ遡上量の増加が見込まれる。

2 主な事業内容

河川
魚道(堰堤)
場所
日野川(日野川水系)
蚊屋堰
伯耆町吉定

・3河川とも下流側からの整備を基本としている。
・蚊屋堰は日野川で下流から3番目にある頭首工である。左岸には魚道が整備されているが、普段通水しておらずほぼ機能していない。
・左岸魚道を小わざ魚道として改修することで魚介類の遡上が容易になり、適切な生息場へ分布を広げられる。特にアユについては上流の好漁場への遡上が容易になることからアユの利用者から評価が上がることが期待できる。

3 補正理由

小わざ魚道工事:20,000千円

・国土交通省が付近で工事を実施しており、その施設を共用することで工事の効率化が図れる。
・令和4年4月には9年ぶりにまとまった量のアユの遡上が見られ、地元から魚道整備の強い要望が挙がっている。
・日野川の蚊屋堰は、令和3年度に設計、5年度に施工の予定としていたが、上記の理由から今年度に前倒しするもの。

予算
金額(千円)※
備考
当初
29,193千円
永野堰修繕事業(千代川水系八東川)
補正
20,000千円
蚊屋堰修繕事業(日野川水系日野川)
合計
49,193千円

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 29,193 0 0 0 0 25,000 0 0 4,193
要求額 20,000 0 0 0 0 18,000 0 0 2,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 20,000 0 0 0 0 18,000 0 0 2,000
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0