島根原子力発電所において事故等が発生した場合に、住民避難を迅速かつ的確に実施し、県民の生命、身体及び財産を保護することを目的として、平成25年3月に鳥取県、米子市、境港市はそれぞれ広域住民避難計画を策定している。
その後も、原子力防災訓練により得られた教訓や新たな知見等を反映して計画を修正するとともに、原子力災害時に適切な行動がとれるよう講演会や研修会開催のほか、原子力防災アプリやハンドブックの配布など様々な方法で県民への普及啓発を実施する等、避難計画の実効性の向上を図っている。
避難計画では避難元地区と避難先施設(県中部・東部)をあらかじめマッチングし、ハンドブック等により周知しているが、米子市、境港市に設置される、商工会議所や自治連合会などの代表から構成される「原子力発電所環境安全対策協議会」において、昨年度行った住民説明会の様子から、「避難手段や経路などが住民に十分に周知されていない」「啓発を行い、避難計画の実効性をさらに高めていく必要がある」といった意見・要望が出された。
21,429千円
(内訳)
・データ作成:18,524千円
・印刷・製本(35,000部): 2,687千円
・仕分・配布:218千円