1 事業の目的・概要
県内の高等教育機関(鳥取大学、公立鳥取環境大学、鳥取看護大学、鳥取短期大学、米子工業高等専門学校)の学生の県内就職・定着を推進するため、学生と県内企業や地域、高校生との交流の取組を行う鳥取大学を中心とした県内高等教育機関を支援する。
2 主な事業内容
県内の高等教育機関が行う、学生が県内企業や地域の良さを知る機会を創出するための各種取組に対し補助する。
実施主体:県内連携大学
補助率:1/2
(単位:千円)
| 細事業名 | 内容 | 要求額 | 前年度
予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 連携会議開催事業 | 県内の高等教育機関、商工団体、ふるさと鳥取県定住機構、行政などの関係機関・団体が連携・協力して取組を推進するのための会議を開催し、取組内容や、学生へのアプローチ強化策等について検討を行う。 | 15 | − | 新規 |
2 | コーディネート事業 | 事業を推進するコーディネーターを基幹大学である鳥取大学に1名配置する。(人件費を鳥取大学と県で折半)
<見直し内容>
コーディネーターが各高等教育機関を個別に訪問し、実態の把握や、助言等を行う。 | 3,315 | 3,067 | 他大学等との連携見直し |
3 | 「つながり」創出事業 | 学生が県内の企業等と「つながる機会」を創出する。
(1)つながるシャトル便【拡充】
学生の興味・関心により沿い、少人数で企業を訪問する。 30回→40回
(2)つながる地域人脈【新規】
就活以外の場で県内の企業・地域と繋がる機会の創出を目指し「人脈づくりセミナー」を開催する。 5回
(3)大学とつなぐパネル展
大学の研究紹介パネルを作成し、県内高校で展示する。
(4)とっとり元気企業どこでも交流会
低年次の学生や高校生を主な対象として、オンラインによる県内企業の見学・交流会を開催する。 | 1,715 | 1,200 | 事業内容拡充 |
合計 | 5,045 | 4,267 | |
3 背景
・鳥取大学では、県内の高等教育機関、自治体、企業等と共同し、平成27年度から5年間に渡り、地域の雇用創出や大学生等の地元定着を図ることを目的とした「COC+事業(※)」に取り組んできた。
※地方大学等が、地元の高等教育機関、自治体、企業等と協働し、地域志向人材を育成する独自の教育プログラムを実施するとともに、地元企業でのインターンシップを充実すること等により、若者の地元定着を促進するのを支援する文部科学省の補助事業「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」のこと。平成29年度まで行われていた「地(知)の拠点大学整備事業(Center of Community(COC)事業)を発展させたものであることから「COC+事業」と略称される。
・COC+事業では、地域志向人材を育成するための教育プログラムの開発や地域課題解決に取り組む共同研究支援事業及び県内企業へのインターンシップ事業等を行ってきたが、R1年度末で事業終了を迎えた。
・鳥取大学では「COC+事業」の成果を継続・発展させ、引き続き県内高等教育機関、自治体、企業等が連携協力して、地域創生人財の育成と県内定着を推進するための協定を、令和2年6月2日に締結した。
・これら事業を実施するため、県は令和2年度当初予算から、事業費及びコーディネーター人件費の一部を計上している。