1 事業の目的・概要
鳥取県の自然、歴史・民俗、美術分野の資料、作品、研究成果等や、世界的・全国的に貴重な作品等を県民に紹介するため企画展を開催する。なお、令和4年度は県立博物館の開館50周年にあたることから、記念する年にふさわしい内容とする。
2 主な事業内容
| 企画展名(仮称)(細事業名) | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
春
(人文) | 三蔵法師が伝えたもの 奈良・薬師寺の名品と鳥取・但馬のほとけさま | 現在の仏教に大きな影響を与えた三蔵法師(玄奘三蔵)と、三蔵法師を開祖とする法相宗の大本山薬師寺(奈良市西ノ京)の歴史と文化を同寺所蔵の名品をもとに紹介し、三蔵法師が伝えた仏教や仏典の影響を受けた県内に残る奈良から平安時代の観音菩薩などの仏像や仏画の名品なども展示する。 | 17,554
他課要求(報酬)
2,490 | 19,914
他課要求(報酬)
2,272 | |
夏
(自然) | ティラノサウルス展 〜T.rex 驚異の肉食恐竜〜 | 恐竜の中でも最も有名で人気のあるティラノサウルス・レックスの姿かたちや身体能力、生活様式、進化史などの研究成果を化石標本や全身骨格模型、ロボット、インタラクティブ映像などの多彩な展示により紹介する。 | 42,125
他課要求(報酬)
4,279 | 21,732
他課要求(報酬)
2,106 | |
秋
(全分野) | すべてみせます!鳥取県立博物館の50年 | 県内唯一の総合博物館が、半世紀にわたり収集・保管してきた県民一人ひとりの財産である資料を可能な限り展示し、博物館の根幹にある資料収集と調査研究の50年を紹介する。 | 7,307
他課要求(報酬)
2,693 | (なし) | |
冬
(美術) | 安岡信義と鳥取近代洋画のパイオニア | 没後90年を迎える鳥取市出身の洋画家・安岡信義に焦点をあて、これまで未公開であった関連資料の調査を通じ、その画業の全貌を網羅的に紹介する回顧展。 | 15,889
他課要求(報酬)
2,663 | 16,166
他課要求(報酬)
2,414 | 小早川展 |
| | | | 14,477
他課要求(報酬)
2,535 | SOMPO展 |
| | | | 5,430
他課要求(報酬)
1,324 | 垣田展 |
| | 企画展開催費(令和4年度開催分)計 | 82,875
他課要求(報酬)
12,125 | 77,719
他課要求(報酬)
10,651 | |
| | | 0 | 1,329 | |
| | 企画展開催費(令和5年度開催分)計 | 0 | 1,329 | |
企画展開催費合計 | 82,875 | 79,048 | |
看視員と土、日、祝日分の受付員にかかる人件費(12,125千円)は教育人材開発課から要求する。
3 開催形式について
要求する企画展は、博物館と民間事業者による実行委員会形式による開催も検討中。(民間事業者へ打診中)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〈事業目標〉
・収集・保存、調査研究の推進による展示の充実。
・県民の豊かな学びを支援する。
・調査研究を行い、新たな知見を紹介する。
〈取組状況〉
鳥取県の自然・歴史・美術に関する知見や新しい研究成果及び普段ふれることのできない世界的・全国的に貴重なものなどを、企画展として広く県民に紹介してきた。
〈改善点〉
・令和2年度は、多くの企画展が目標入館者数を突破することができた。届かなかった企画展も含め引き続き、報道機関と実行委員会形式で開催する企画展のさらなる拡充や、SNSを活用した情報発信のさらなる強化により来館者増につなげることが必要である。
これまでの取組に対する評価
・令和2年度は新型コロナウイルス感染症の拡大で、作品の借用等大変困難をきわめたが、借用方法や展示方法等の工夫を重ね、会場の感染対策にも努めた結果、多くの企画展が目標入館者数を突破することができた。
・「こんにちは変形菌!とってもふしぎな生きものです」「ミュージアムとの創造的対話03」「生誕110年 岡本太郎−パリから東京へ」は、報道機関と実行委員会を組んで開催したことによりコマーシャルや情報番組での生中継など、テレビ媒体を通じて幅広い層に向けた広報が実施できた。
・企画展の開催に併せて関連行事を開催し、企画展に関する分野への関心を高めることができた。
・学校教育と関連づけての来館もあり、学校の要望に添っての解説を実施した。コロナの影響で修学旅行や社会科見学による来館も増えた。