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令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:保健体育費 目:学校体育振興費
事業名:

子どもの体力向上推進プロジェクト事業

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教育委員会 体育保健課 学校体育担当 

電話番号:0857-26-7522  E-mail:taikuhoken@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和4年度当初予算額 2,686千円 10,252千円 12,938千円 1.3人 0.0人 0.0人
令和4年度当初予算要求額 2,686千円 10,252千円 12,938千円 1.3人 0.0人 0.0人
R3年度当初予算額 1,792千円 10,297千円 12,089千円 1.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:2,686千円  (前年度予算額 1,792千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:2,686千円

事業内容

1 事業の目的・概要

子どもの体力・運動能力が昭和60年頃に比べ低下していること、体育学習以外の時間に運動する子どもと運動しない子どもとの二極化傾向にあること等、鳥取県の子どもの体力に係る課題を解決し、運動意欲の向上及び運動の習慣化によるバランスのよい体力の向上を図るため、学校や地域に対する支援を行うとともに、その成果を県内に普及し、学校、地域での取組を推進する。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
とっとり元気キッズ体力向上支援事業体育学習・運動機会の充実、運動習慣の定着、指導力の向上等を図ることを目的に外部人材を派遣する。
900
900
【児童生徒の体力向上支援事業】

体力向上に向けた取組の実施

・柔軟性を高める取組推進を啓発(「ワンミニッツ・エクササイズ」ちらし配布)

・「ワンミニッツ・エクササイズ」普及に係る講師の派遣(当課指導主事)

       0
【児童生徒の体力向上支援事業】

運動習慣の定着につながる「遊びの王様ランキング」の実施

・「遊びの王様ランキング」運営システムの修正・改修【拡充】

・「遊びの王様ランキング」サイトの運営(保守管理は外部委託)

・登録した学校に記録証・上位チームに記念品を贈呈

・教育長杯、教育次長杯に係る記念品

603
     3533年間の保守管理業務委託が令和4年3月31日で終了のため再委託が必要
(1年間193千円)
運用システムの修正、改修250千円
(内訳)
・賞状の修正(70千円)
・CSV出力(36千円)
・リンク作成(148千円)
【児童生徒の体力向上支援事業】

体力・運動能力調査の実施

・体力・運動能力調査集計システム運用(サーバーメンテナンスは外部委託)

・県内公立小、中、高等学校、特別支援学校で実施(悉皆報告)  

・各校の調査結果を県データとして集計を行う

・県データの考察したものを「児童生徒の体力つくり」(報告書)として作成、配布 

249
     249
【児童生徒の体力向上支援事業】

鳥取県子どもの体力向上支援委員会

・年2回開催予定(9月・2月)

・体力・運動能力調査の考察及び体力向上関連事業への助言

74
      90オンライン開催とするため、交通費削減
トップアスリート派遣事業・県にゆかりのあるトップアスリートを人材バンクとして登録し、希望する学校へ派遣し、実技指導や講演等を行い、児童生徒の運動意欲の向上を図る。

・県外出身も含めたオリンピアン、パラリンピアンとの交流を通して、児童生徒の運動意欲の向上や夢に向かって努力する大切さなどの態度を育む。【拡充】

860
     200国の委託授業「オリンピック・パラリンプック・ムーブメント全国展開事業」が令和3年度で終了するため、トップアスリート事業を拡充しオリンピックパラリンピック教育の充実を図る。
県外出身も含めたオリンピアン・パラリンピアンの謝金
100千円×3名
旅費(鳥取−東京間)
アスリート
60千円×3名
介助者
60千円×3名
合計
2,686
1,792

3 現状と課題

○本県の子どもたちの体力について
    【現状】
    ・令和3年度、鳥取県体力・運動能力調査を2年ぶりに実施した。
    ・中学校、高等学校は男女とも全国平均並みもしくはそれ以上の項目が多いが、小学校は男女とも全国平均以下が多い。
    ・どの学年もシャトルランは比較的良い成績である。
    ・上体起こしや握力は全国平均に比べて低い学年が多い。
    ・運動習慣のある子どもも、多様な運動経験が不足している。 
    ・小学校中学年ごろから運動部に所属する児童生徒が増える。

    【課題】
    ・上体起こし、ボール投げの記録の低下
    ・運動する子としない子の2極化傾向
    ・幼児期から小学校低学年にかけての多様な運動経験の不足

    【課題解決に向けた取組】
    ・1日60分以上運動しない子への運動習慣定着の取組
    ・学校における体育・保健体育の授業改善に向けた指導力の向上
    ・体育学習の充実に向けた地域人材の活用

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

〇これまでの取組状況
(1)「とっとり元気キッズ体力向上支援事業」
・鳥取市立倉田小学校、鳥取市立賀露小学校、鳥取市立若葉台小学校、鳥取市立湖山西小学校、鳥取市立遷喬小学校、倉吉市立小鴨小学校、倉吉市立北谷小学校、琴浦町立赤碕小学校、琴浦町立船上小学校の9校で実施中。地域人材を活用した体育学習の実施で児童生徒の主体的な学習につながっている。
・H30年から実施し、実施年度は4校、R1年度5校、R2年度7校、R3年度9校と実施校が増加している。専門性を持った指導員が直接児童を指導する機会となっているため、目的の1つである教員の指導力向上とともに、児童の技能の向上にも大きな役割を果たしている。また、県全体で子ども達の体力向上を行っていくためには、小学校の体育科の授業の充実が重要である。東部、中部の学校が多いので西部の学校にも活用してもらえるように周知していく。

(2)「児童生徒の体力向上支援事業」
柔軟性向上に向けた取組の実施
・毎月17日は柔軟の日
年度初めに各学校等へ取組の周知やチラシ「毎月17日は柔軟の日」資料送付した。
・柔軟性向上エクササイズ「ワンミニッツ・エクササイズ」普及
「ワンミニッツ・エクササイズ」のパンフレットを全教職員分印刷し、各市町村教育委員会学校教育担当者に直接渡し、各小学校へ配布した。また、研究会や講演会に参加した方へ紹介し、普及に努めている。

(3)遊びの王様ランキング
・前期大会、みんなでやわらか王決定戦を開催した。現在は、後期大会と期間限定大会を開催している。
前期大会:参加チーム350チーム(昨年度:260)
みんなで柔らか王:参加チーム38チーム(昨年度:35)
 前期大会の開催時期を例年より1か月早い4月12日から開始した。学級開きの仲間作り等で活用するよう呼びかけたことが登録者数の増加につながった。
・遊びの種類を精選したりホームページ上の記録証の出力を改善したりすることで更に登録の増加が期待できる。また、利用者及び管理者が使いやすくするために、ホームページ上のコンテンツを一部修正する必要がある。

(4)鳥取県体力・運動能力調査
 県内の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校が自校の児童・生徒の体力状況を把握するための体力データとして個人の結果や学校・学年平均等を出力し活用している。

(5)鳥取県子どもの体力向上支援委員会
 9月27日(月)にオンラインで開催し、コロナ禍における子どもたちの体力の状況について協議を行った。

(6)トップアスリート派遣事業
・10月20日現在、6校から募集があり、3校が実施済みである。
・鳥取県の子ども達にとっては、オリンピアンやパラリンピアンとの出会いは少ない。オリンピック・パラリンピック教育を推進していくためにも、アスリートとの出会いはとても重要であるため、本事業を拡充させていく必要がある。

これまでの取組に対する評価

○これまでの取組に対する評価
(1)鳥取県体力・運動能力調査
・「ワンミニッツ・エクササイズ」の普及に努めた結果、、課題であった柔軟性を示す長座体前屈では、令和元年度と令和3年度を比較すると、中学校・高校男子で高校1年生以外は数値が向上しており、改善傾向にある。しかし、小学校の数値は低下している学年も多く、継続した取組が必要である。
・体力運動能力調査については、集計システムを活用して記録の整理をしている。各学校も自校のデータがすぐに閲覧、出力できるので今後も活用していく。

(2)遊びの王様ランキング
前期大会及びやわらか王決定戦の2大会でのべ388チームの参加があり、昨年度を大きく上回る登録があった。学校の取組(クラブ活動・学校行事等)に位置づけている学校も見受けられる。また、コロナ禍で各学校が活動制限がある中で、少しででも子どもたちの活動の場を確保しようと考え、遊びの王様ランキングを活用していると考えられる。サイトの一部修正を行うことでより多くの利用者が期待でき、そのことが体力の向上につながっていく。

(3)とっとり元気キッズ体力向上支援事業
年々実施校が増えている。学校と地域とが協力して体育学習を行うことで、児童の技能の向上はもちろん、教員の指導力向上にもつながっている。

(4)トップアスリート派遣事業
県内にゆかりのあるアスリートと子ども達との交流によって、スポーツに親しむ機会が増えている。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,792 0 0 0 0 0 0 0 1,792
要求額 2,686 0 0 0 0 0 0 0 2,686

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 2,686 0 0 0 0 0 0 0 2,686
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0