これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〇社会教育協議会での社会教育関係者研修会について
<事業目標>
【県社会教育振興大会兼社会教育委員研修会】
時代のニーズや県や各地域の課題を踏まえてテーマを設定し、講演や実践発表をとおして地域の社会教育の活性化に繋がる大会・研修会を実施する。
【各地区社会教育関係者研修会】
各地区のニーズに応じた研修会を開催し、地域課題の解決につなげるとともに、交流・体験を通したつながりづくりに繋がる研修会を実施する。
【全県社会教育関係者研修会】
地域振興の要となる公民館事業について県外の事例を参考にしながら、これからの地域づくりや人づくりについて理解を深める研修会を実施する。
<取組状況・改善点>
・10月1日に社会教育振興大会兼社会教育委員研修会を新型コロナウイルス感染症の影響により、ZOOMやYouTubeを活用したオンライン開催で実施し、オンデマンド方式の実践発表などの工夫を行った。
・各地区社会教育関係者研修会を実施(西部地区は新型コロナの影響で中止。東部地区10月実施、中部地区研修会は12月実施予定)
・全県社会教育関係者研修会を実施予定(12月7日)。
〇県・市町村社会教育主事及び社会教育担当職員研修会について
<事業目標>
【新任生涯学習課・社会教育担当者研修会】
新任担当者のニーズに応じた研修会、自身の実践をふりかえることができる研修会を実施する。
【県・市町村社会教育主事等研修会】
各市町村において中核的な役割を果たす社会教育担当者としての専門性を高める研修会を実施する。
<取組状況・改善点>
一昨年度から、どちらの研修会も年間2回実施(1回目を5、8月実施、2回目は、どちらとも12月に実施予定)としている。
※新型コロナウイルス感染症感染拡大のため1回目はオンライン開催とした。前者においては多様なニーズに応えられる内容を検討していく必要がある。後者においては現場での実践につながる演習の充実が求められる。
〇県・市町村合同研究協議会について
<事業目標>
市町村の生涯学習・社会教育推進上の諸課題の解決につながる提案をし協議の充実を図る。
<取組状況・改善点>
・本年度日野町で実施済み。今後2市町で予定している。(米子市、江府町)
・協議題は、市町村の実態により様々であり、他県とも連携をし資料等の情報提供も得ながら、市町村と県とで協議する。
※市町村と県との連携促進の意味でも、希望する市町村実態把握に努めニーズに応えていく必要がある。
〇社会教育主事養成について
<事業目標>
・社会教育主事講習B(鳥取県会場)への参加者20名程度の確保。
・大学開催社会教育主事講習(岡山大学、島根大学会場)への参加者を複数名確保。
<取組状況・改善点>
・今年度の社会教育主事講習Bへの希望者はこれから募集予定。これまで県教委職員、市町村職員、公民館職員等が希望。(H28年度21名、H29年度15名、H30年度12名、R1年度16名、R2年度は19名)
・大学開催講習においては、広島大学会場が中止となり、島根大学会場へは3名(中学校教諭1、民間団体2)が受講中であり、岡山大学会場へは1名(小学校講師1)が受講した。
〇鳥取県地域コーディネーター養成講座について
<事業目標>
・昨年度の参加者と同等かそれ以上の参加者数を確保する。(80名)
<取組状況・改善点>
・新型コロナウイルス感染症の影響により、第1・2回は分散会場によるリモート開催とした。
・第3・4回は演習が入るが、対面でのグループ協議ができないため、オンライン開催とし、ブレイクアウトルームを活用してグループ協議を実施した。ただ、端末の準備ができない受講者は来年度以降の受講となる。
〇社会教育関係者のICT活用研修会
<事業目標>
・ICTを活用したよりよい学びの場づくりを実践し、ICT活用技術をより実用的な場面の中で習得できる研修会を実施する。
・チームで協力しよりよい学びの場を探求し、現場での実践につなげられる研修会を実施する。
<取組状況・改善点>
・全3回の連続での研修を行った。
・研修会の日程以外にグループごとにオンラインで集まる時間を設け、技術の習得や情報交換を図った。
・研修全体のカリキュラムを再度見直し、より参加者の負担軽減につなげていく必要がる。
これまでの取組に対する評価
〇社会教育協議会での社会教育関係者研修会について
【県社会教育振興大会兼社会教育委員研修会】
・新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、オンライン開催に切り替えて開催した。YouTubeによるライブ配信や録画配信を実施したりすることで多くの社会教育関係者の参加があった。
・事前申込は188名、当日のYouTube視聴回数は53回であり、その後の1週間のYouTube録画配信の視聴回数は56回であった。
・コロナ禍の中、安易に中止することで学びを止めることなく、大会全体に対する満足度は85%が「たいへん良い」「良い」の評価を得るなど、有意義な大会となった。
〇県・市町村社会教育主事及び社会教育担当職員研修会について
【第1回新任生涯学習課・社会教育担当者研修会】
・第1回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、オンライン開催に切り替えて開催した。10名の参加があり、ZOOMのブレイクアウトルームを利用したグループ協議により参加者同士の意見交換を実施し業務における不安や悩みの解決を図った。
・講義では社会教育主事を講師に招き、社会教育行政の意義やその魅力についてお話を聞くことで、今後の意欲付けとなった。
【第1回県・市町村社会教育主事等研修会】
・第1回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、オンライン開催に切り替えて開催した。27名の参加があり、千葉県からのリモート講義を実施し、AIと共存する社会教育についての理解を深め、ICTの活用や多様な主体とつながる意義について学びを深めた。
〇県・市町村合同研究協議会について
・今年度は現時点で日野町で実施した。「生涯学習まちづくり大会の方向性」「公民館運営に係る諸問題」について協議し、県外の実践例をもとに様々な意見を交換する中で今後の方向性が見えてくるなど有意義な研究協議会となった。
〇社会教育主事養成について
・県内で社会教育主事(士)資格がとれるために市町村にとって資格取得の貴重な機会となっている。
・今年度は、HPを活用し広く周知することができた。
・島根大学社会教育主事講習には、教職員1名(中学校教諭)と民間団体から2名のが受講中。
・岡山大学社会教育主事講習には、教職員1名(小学校講師)が受講した。
〇鳥取県地域コーディネーター養成講座について
・第1回には62名が参加し、講義中心のため、東中西部に分散会場を設置し、リモート講義によって開催。これからの社会教育のかたちや、学校と地域の連携協働の在り方について学びを深めた。
・第2回には65名が参加し、第1回同様、分散会場でリモート講義形式で開催。社会教育と学校教育が協働した地域づくり・人づくりについて、講義やシンポジウムをとおして研修した。特に地域学校協働活動推進員として現役で活躍されている方からの実践を聞くことは大きな学びであった。
・第3回は40名が参加し、ファシリテーションについての理解を深めた。一人1端末での演習によってグループ演習を可能としたことで実際にファシリテートを体験できたことは大きな学びにつながった。
・第4回は55名の参加し、コーディネートについての理解を深めた。学校と地域の繋がりづくりについて、講師の豊富な経験による適切なアドバイスにより、次のステップへの意欲付けとなった。
〇社会教育関係者のICT活用研修会
・21名の参加があり、参加者自らの業務に関連する学びの場づくりに取り組むことで意欲的な姿勢が生まれ、自ずと必要なICTスキルの向上に繋がった。
・3回の研修の合間に実施したチーム毎のオンラインミーティングは、各自のICTスキルアップには大変有効であり、チームでよりよい学びの場を探求するための有効な時間であったが、参加者にとって時間的な負担が大きかったことは否めない。