事業名:
不登校生徒等訪問支援・居場所づくり事業
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教育委員会 いじめ・不登校総合対策センター 教育相談担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
令和4年度当初予算額 |
2,147千円 |
36,624千円 |
38,771千円 |
2.3人 |
6.5人 |
0.0人 |
令和4年度当初予算要求額 |
2,147千円 |
36,624千円 |
38,771千円 |
2.3人 |
6.5人 |
0.0人 |
R3年度当初予算額 |
2,147千円 |
36,626千円 |
38,773千円 |
2.3人 |
6.5人 |
0.0人 |
事業費
要求額:2,147千円 (前年度予算額 2,147千円) 財源:国1/3、単県
一般事業査定:計上 計上額:2,147千円
事業内容
1 事業の目的・概要
県内3箇所に設置している県教育支援センター「ハートフルスペース」において、義務教育修了後の高校不登校(傾向)生徒や中卒者、高校中途退学者の学校復帰や就労、社会参加に向けた支援を行う。
2 主な事業内容
「ハートフルスペース」の運営
(1)設置場所:県内3箇所
東部(県教育センター教育相談棟内)
中部(倉吉市上井)
西部(米子市祇園町)
(2)対象者:不登校やひきこもりの状態にある高校生及び中学校卒業後あるいは高校中途退学後に進学・就労していない者の内、20歳くらいまでの青少年
(3)支援内容:安心して過ごせる居場所の提供、社会性を身に付けるような活動の提供を行うとともに、本人、保護者へのカウンセリグや進路支援をとおして、次の進路へ向けての情報提供、福祉・就労等の関係機関へのつなぎ等を行う。
≪アウトリーチ支援の充実≫
・支援や相談に係る家庭訪問、関係機関訪問等の訪問支援を行う。
・福祉・就労等の関係機関へのつなぎ(公共交通機関の利用や地域資源の活用等含む)をスムーズに行うため、同行しての支援を行う。
※アウトリーチ支援を効果的に行うため、関係機関と連携しながら、高等学校を中途退学後、転編入や就労をしていない、転編入学や就労をしたが辞めている者等の情報収集を行う。
(4)支援者(スタッフ)
職名 | 職務内容 | 人数 |
支援コーディネーター | 家庭訪問や学校、関係機関との連絡調整 | 東部1名、中部1名、西部1名 |
支援員 | 利用者への日常的な支援、体験活動の計画・実施 | 東部1名、中部1名、西部1名 |
カウンセラー(教育相談員)
(高等学校人件費定数) | 本人・保護者等への心理相談 | 東部1名
(中西部へも対応) |
ソーシャルワーカー | 本人や周りの環境へのアプローチ | 東部1名
(中西部へも対応) |
(単位:千円)
| 細事業名 | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 支援者の配置 | 支援コーディネーター3名の配置
支援員3名の配置
ソーシャルワーカー1名の配置 | 別途
人件費を要求 | 別途
人件費を要求 | |
2 | 支援活動 | 施設内での活動支援、訪問支援、カウンセリング、進学・就労相談等 | 461 | 461 | |
3 | 体験活動 | 地域資源を活用した社会性を育む活動 | 146 | 146 | |
4 | 周知活動 | ハートフルスペースの周知、実態把握に向けた学校・関係機関への訪問、ポスター及びチラシ作成・配布等
通信「ビリーブ」の発行(年4回)、説明・相談会の開催(年3回) | 100 | 100 | |
5 | 研修会・連絡会の実施 | 保護者研修会及び個別懇談会の実施、スタッフの専門性向上及び関係者・機関と効果的に連携するための研修会や連絡会の開催 | 330 | 330 | |
6 | 運営費 | 警備委託料、消防設備点検委託料、高熱水費、電話代パソコンリース料等 | 1,110 | 1,110 | |
合計 | 2,147 | 2,147 | |
背景
・ひきこもりに関する内閣府調査(H28公表:15〜39歳対象)では、ひきこもりの状態を経験した者も含めると日本人の若者(15〜39歳)の9.4%、およそ10人に1人がひきこもりを経験していることを表しており、誰もがひきこもりの状態になる可能性があるといえる。
・昨年度の県内高等学校(国公私立)の不登校生徒数は238人(一昨年度は217人)、中途退学者数は128人(一昨年度は186人)と、令和元年度と比較して中途退学者数は減じているものの、不登校生徒数は増えており、支援を必要とする者が多くある。高校生年代で不登校や中途退学になると、そのままひきこもってしまう者も多い。
・青少年の社会参加・自立に向けて、NPO法人等による就労支援の対象は広がりつつあるが、居場所としての機能や教育的支援を提供できる機能はなく、引き続き、ハートフルスペースの果たす役割は大きい。
期待される効果
・進学、就労していない子どもが安心して過ごせる居場所を提供し、継続的に支援を行うことで、学校復帰や進路変更、就労等個々にあった社会参加・自立につなげることができる。
・アウトリーチ支援を充実させることで、学校、関係機関等と連携を図りながら実態把握や支援を行う環境を整えることができる。そして、早期に社会とのつながりをつくることで、ひきこもりの未然防止につなげることができる。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
・高等学校等における不登校(傾向)や概ね20歳くらいまでのひきこもりの青少年の学校復帰や就労、社会参加に向けた支援を行う。
・県内3箇所に設置している県教育支援センター「ハートフルスペース」の運営、支援内容の充実
・連絡会等の実施による関係機関との連携強化
・保護者及び支援者への情報提供の充実
・ホームページ等による取組の周知等
【取組状況】
・東部地区では平成22年度より不登校やひきこもりの状態にある高校生等を支援するため、「ハートフルスペース」を設置し支援を行ってきた。
・平成24年度には、ソーシャルワーカーを配置。就労体験や社会参加に向けて次のステップに進む大きなきっかけとなった。
・平成29年度には、中・西部地区にもハートフルスペースを設置し、中・西部地区の相談者・利用者の支援にあたることができるようになった。
・ハートフルスペースから遠距離で支援が受けにくい状況にあった地域での出張相談を実施した。
【改善点】
・令和3年度より、東部地区では各市町のひきこもり担当課を訪問し、連携して定期的な出張相談を開始する地域ができた。また、中部地区では、利用者の就労支援に伴い、関係市町との情報共有等を通して連携を深めることができた。
これまでの取組に対する評価
・学校関係機関や市町村ひきこもり担当課等、関係支援機関との連携の中で、来所相談等につなげることができた。
・公民館等を借りて、出張相談会を開催し、これまで遠方のため相談につながりにくかった相談者とつながることができた。
・カウンセラーによるカウンセリングを行うことで、保護者及び本人が、現在の状況を見つめ直し整理したり不安を和らげたりすることができた。また、ソーシャルワーカーの関わりの中で、福祉手帳の取得や福祉就労に向けた支援等、実態に応じた進路・就労先の情報提供や関係機関への移行を行うことができた。
・相談活動をとおして、生活リズムの改善や主体的に活動参加する姿、進学、就労に向けた意欲の高まりが見られ、社会参加・自立に向けた次への一歩を踏み出すことができた。
◇就労支援機関へのつながり、就労体験、アルバイト就労 等
◇進学希望先の決定、受験のための準備 等
◇スタッフとの交流促進、集団活動への参加 等
◇医療、就労等の専門機関につながる状況の改善
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
2,147 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,147 |
要求額 |
2,147 |
142 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,005 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
2,147 |
142 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,005 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |