【支援事業の現状】
・伝統技能を実際に経験する現場もない状況の中、技能を継承する場・学ぶ場は研修・講習に限られているのが現状である。
・本事業の支援により、平成24年の青年技能五輪に参加した若手建築大工職人が、見事銀賞を獲得(県内史上初)するなど、若い職人も伝統技能を学ぶ機会を有効に活用しており、今後の継続的な支援が必要不可欠である。
【鏝絵なまこ壁の現状】
・鳥取県内には独特の鏝絵やなまこ壁など素晴らしい左官技術を活かした素材が多くあるが、それを維持保全していく技術を持つ次世代の技能士が育成できておらず、また認知度が低いため、重要な伝統技能、地域資源として認識、活用されないまま老朽化に伴って失われつつある。